25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

アメリカの都合

2015年09月17日 | 社会・経済・政治

 このままゆくと、日本はアメリカの都合に追従せざるをえなくなる。アメリカによる抑止力よりも、追従せざるをえないことのほうが恥である。あえて「恥じ」と使う。アメリカの都合に合わせる、という風に結果がなりかねないからである。 

 日本は独自の判断をすればよい。日本を守ってくれているのに、同盟国のアメリカを守らないというのは仁義におとる という勇ましく言う政治家もいるが、戦後の日本は一度もアメリカから助けられたことはない。ただ日米安全保障条約があっただけである。その間にアメリカはヴェトナムから撤退した。ヴェトナムは徹底抗戦して、核をもつアメリカに対して戦った。日本は基地を提供した。

  23歳の大学生が述べる内容を聞いて、日本人の立憲主義、民主主義、個人の自由、戦争忌避が戦後70年の間に、根付きつつあることを思った。

 アメリカは今や、知らぬまに、帝国になってしまっている。世界の生産量の25%を占める経済 軍事大国である。それは恐竜に寄生するようなものである。日本はどの国とも戦争せず、仲よくすればよいのだ。小さな、資源のない島国なのだ。ひっそりといればよい。技術や芸術や、サービスを最高度に考えればよい。