25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

尾鷲・政策3つ

2015年09月05日 | 社会・経済・政治
尾鷲市は消滅都市にあげられている。人口減と超高齢化により、病院や介護施設を担う30代、40代の年齢層が激減するからだ。
これをどうするか。これまでの為政者は、地場産業と建設業を中心的に予算を組み、新しい産業を重点的に育成する発想はなかった。今もその発想はない。

それは3次産業と4次産業への重点的政策である。
日本は介護、看護の担い手が不足している。ベトナム、フィリピン、インドネシアと条約を結び、人手不足を補うこともこころみているが、語学力の壁は厚く高く、看護学部をでている人でもヘルパーをさせられ、日本にくる人気は下がっている。
私は現在ある元尾鷲工業高校を日本人のための看護・学校と外国人のための看護・介護学校の二つを並立制の専門学校を創設するのがいいと思う。一学年300人とすれば、3年制にすれば900人の若者が増える。そして周辺の関連事業が生まれる。また、この学校から全国の不足する看護士や介護士の派遣業も成り立つし、日本語の塾もできるだろう。衣食住への消費にも影響を与える。

次に、市が音頭をとって、尾鷲市にとって必要なものを優先順位とし、またすぐれた起業プランがあれば、無担保、無保証の支援融資を図るとか、空き家を格安で紹介するとかして、100の起業プランをたてるのである。今、尾鷲にも尾鷲外の消費者にものを売る環境が整っている。私はそいう人を何人か知っている。特にデザイン事務所やマンガデザイン会社などは優先的なインフラ産業である。
高度産業が3次、2次、1次産業を牽引することが理解できなければならない。
今パソコンさえあれば多くのことができるし、既存の起業にも大きな発想の転換や、改革もできる。
とりあえず、100人を募集すればよい。重点的に予算を配分する決意が必要だ。予算仕分けが必要である。

このくらいのことやってみせる政治家は出てこないものか。

高齢者は町中、とくに尾鷲駅周辺に集中したマンションタワーができればなおよいと思うが、いかがなものであろう。