goo blog サービス終了のお知らせ 

ペンのライン

~大津の町並みを中心とした水彩スケッチ~

和歌山県湯浅の町並み2

2009-10-05 11:47:13 | 奈良,大阪,兵庫,和歌山

和歌山県湯浅町の町並みです。

北町にあるこの町家も、本瓦が使われている
とても古い建物で、玄関周りにはアクセサリーが
いろいろと飾られており、湯浅町の観光を
アピールされているようです。

[クリックすると大きくなります]


2009.08.21


2階の窓は引き戸になっていました。
珍しい形式だと思います。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和歌山県湯浅の町並み1

2009-10-03 07:50:21 | 奈良,大阪,兵庫,和歌山

和歌山県湯浅町は、安土桃山時代より醤油・味噌の醸造で栄えた町です。
2006年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

2007年にも訪れたのですが、このときはひどい大雨で何も描くことが
できませんでしたが、今年再訪してようやく念願が叶いました。

レンタル自転車で走り回って描きましたが、お醤油のいい香りが
町全体に立ち込めていました。

湯浅町旧市街地は、まだあまり観光地化されていません。
また、重伝建に指定されると、各家の修理に補助金が出るために
修景される所が多いのですが、ここではそれほど進んでおらず、
古い状態の民家が目立ちます。


[クリックすると大きくなります]



2009.08.21




本瓦(湯浅町)
本瓦=丸瓦と平瓦を交互に組み合わせてできており、主に寺院で
見られます。本瓦は手間がかかり重さもあるため、改装時には
一般的な桟瓦に変えてしまう家も多く、残っているところは旧家のみです。

湯浅町では、屋根瓦に本瓦を使われる家が目立ちます。
ここのお宅(長屋)は、江戸時代からそのまま(何もさわっていない)
ではないかと思うほどの雰囲気でした。



桟瓦(奈良県奈良町)
本瓦の丸瓦と平瓦が一体となったもので、江戸時代に滋賀県で
開発されました。桟瓦は安価であるため、今まで板葺きが主流で
あったのが、その後急速に屋根瓦が普及する要因にもなりました。



一文字瓦(京都市中京区)
京都の町家では、桟瓦のなかでも京都特有の形式があります。
平入り屋根の軒先の瓦端を、すぱっと切り落としたように真一文字に
なっているのが特徴で、すっきりとした印象を与えます。




にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ
にほんブログ村水彩画へ

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

興福寺五重塔

2009-04-26 14:50:54 | 奈良,大阪,兵庫,和歌山
興福寺は奈良時代に藤原鎌足によって建立された寺院ですが、
幾度と無く戦火に見舞われ、その度に再建を繰り返しています。
国宝五重塔(右)、国宝東金堂(左)は共に室町時代に再建されました。

手前の礎石は、回廊基壇が復元されたものです。

この日も天気が良く、多くの観光客が訪問していました。

[クリックすると大きくなります]


2008.10.15

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富田林寺内町の町並み2

2009-03-20 20:53:46 | 奈良,大阪,兵庫,和歌山

切妻平入りの町家が並んでいる所を描きました。
庇の裏まで漆喰で塗り込められた塗屋造りが特徴的です。

この地区は車が通るには道幅が狭いため、建物との接触防止
にポールが立てられていますが、環境を考慮してか背の低い
ポールになっていました。


[画像をクリックすると大きくなります]


2008.04.29


【寺内町の塗屋造の例】
垂木が漆喰で塗り固められているため、太陽光が庇の裏
まで回り込みやすく、明るい印象を受けます。

内部がどうなっているかは、
倉敷美観地区の町並み
を参考に。

【塗屋造ではない例】
京都松原の輪違屋(置屋)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富田林寺内町の町並み1(橋本家)

2009-03-18 07:37:05 | 奈良,大阪,兵庫,和歌山

富田林の寺内町は、中世末期に南河内石川の畔に寺院の境内、即ち、
寺内町として誕生した宗教自治都市です。
江戸時代には物資の集積地として商業が発展し、在郷町として栄えました。

国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
寺内町は他の町と比べても区割りが大きく、京都などは間口の狭い切妻の
町家が並んでいるのに対し、入母屋造りの豪華で大規模な町家が連なって
おり、一帯が邸宅地のような感じを受けました。


18世紀後半に建てられた橋本家です。
背後に見える板塀や樹木も同じ敷地内らしく、寺内町で見られる典型的な
入母屋造りの非常に大きな町家です。かつては酒造業を生業としていたそうです。

この地区に住む方に話しを聞きましたが、若い人にとっては住みにくく、
息子達は出て行ってしまい、年を経て引退するころにまた戻ってくるそうです。
こんな大きな家に住むのは凄くうらやましい気もしますが、実際には
色々と大変なのでしょう。

[画像をクリックすると大きくなります]


2008.04.29


橋本家の装飾 【持ち送り】
水切りのための庇を支えるために取り付けられていますが、
デザイン性の高い漆喰で塗り固められた持ち送り(左上)と、
標準的な木製の持ち送り(下部)
寺内町ではよく見かけられます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良の町並み2(ならまち元林院町)

2008-12-30 22:19:43 | 奈良,大阪,兵庫,和歌山
近鉄奈良駅近くの古い町並みが残る「ならまち」元林院(がんりんいん)町は、
明治時代初期から昭和初期にかけて花街として大変栄えた町で、
最盛期には置屋が数十軒、芸姑が200人以上いたそうです。

現在も僅かながらこの地域には置屋さん、芸姑さんが残っており、
古くから続く優雅な文化の継承の担い手となっています。

正面の古風な建物は現在はレストランになっていますが、かつては「萬玉楼」
という芸者置屋でした。主屋が三棟並んで建っていますが、奥から、大正時代の
数寄屋風建築、江戸時代中期の町家(看板のある建屋)、明治初期の町家
で構成され、それぞれの時代の華やかな文化の名残が残っています。

とても狭い道路に面した建物なので、写真では全景がフレームに収まらず、
絵画でこそ全ての建物が収まる広角的な表現になっていると思います。

[画像をクリックすると大きくなります]


2008.10.15

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良の町並み(ならまち毘沙門町,奈良女子大学セミナーハウス)

2008-10-20 20:38:17 | 奈良,大阪,兵庫,和歌山

近鉄奈良駅南部に広がる「ならまち」にある町家です。
元興寺の旧境内を中心とした一帯を「ならまち」と呼んでおり、
一帯は江戸時代末期から明治時代の町家の面影が残って
います。

この町家は間口が広く、一部高塀造りで、塀越しに槙の木を
覗かせています。現在、奈良女子大学のセミナーハウスとして、
大学の講義などに使用されています。

最近ファサード(外観)を修景しており、ばったり床机、奈良格子
を取り付け、瓦を葺き直し、壁の白漆喰を塗り直しているため、
全くの新築に見えるほど綺麗に仕上がっています。
※奈良格子・・・奈良によく見られる太い格子。
  (ここでは高塀と玄関の間の太い格子のことです)

この町家は、毎年秋に開催される正倉院展の期間中に、
内部が一般公開されています。

[画像をクリックすると大きくなります]


2008.10.13

[町家内部写真]
内部の吹き抜け空間と、松の梁が圧巻です。
改装中で瓦を下ろしており、とても明るくなっています。
(普段は薄暗いものです。)


上の写真のちょうど下側にある台所です。
この町家は通り土間が広く、おくどさんも残っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪中之島 中央公会堂

2008-09-17 22:43:04 | 奈良,大阪,兵庫,和歌山
中之島の中央公会堂です。

大阪を代表する近代建築で、大阪のシンボルにもなっています。
大正7年に竣工しました。6年前に改修・耐震工事を行っていますが、
外観はほぼ創建当時のままで、内部の装飾もすばらしいです。

[画像をクリックすると大きくなります]


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする