走るように吹き続ける風が冷たく、体温が奪われました。
”伊勢のからっ風”というらしいです。
この後、喉風邪を引き、声がおかしくなりました。
松阪では曲りなりにも2枚描く。
松阪の商家、旧小津清左右衛門家住宅です。
立派なうだつ(卯建)が豪商であった証です。
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2010.12.24

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重要文化財指定の東松家住宅です。
明治34年に名古屋市に油問屋として建てられた
塗屋造三階建の町家です。
江戸時代は庶民が三階建を建てるのはご法度で、
街道沿いの町家は、大名行列を二階窓上から見下ろして
はいけなかったため、住居として使われない厨子二階まで
しか建てられませんでした。
明治になってその禁令が解かれましたが、三階建の町家は、
京都では二階建てに比べ圧倒的に少ないです。
温泉街の大きな旅館で度々見かけることができます。
元々多くないとは思いますが、表通りに商業建築として
建てられたものは、既に殆ど建て替えられたのでしょう。
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2010.05.04
通り土間は三階まで吹き抜けとなっています。
明かり取りの窓があり、比較的明るい空間です。
普段は二階に上がることは出来ませんが、時間指定で
上階を見学できるツアーが組まれてます。
二階への階段を上がった所から、通り土間沿いに茶室
まで続く渡り廊下です。廊下細かく折れ曲がっており、
露地に見立てているそうです。
二階の和室から裏庭を眺めます。
奥には大きな土蔵があります。
三階の和室から望むと、土蔵の屋根までもが
見下ろせます。
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中井酒造は京都市御幸町通二条にあった造り酒屋で、
明治3年に建てられ、平成5年に明治村に移築されました。
切妻平入の典型的な京町家です。
屋根が上側に膨れたような、”むくり屋根”と呼ばれる形状も、
京町家の特色をあらわしています。
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2010.05.04
【酒屋格子】
樽をぶつけても壊れないような頑丈な造りです。
無双窓と呼ばれる二重の格子戸になっており、
半ピッチずらすと、閉じることが出来ます。
内部は蒸し竈と焚口、地下室などの作業場を
再現しています。広い吹き抜けの土間があり、
太い松の梁で支えられたダイナミックな空間です。
大黒さんが六体
京都のある町家でも同じような場所に安置されていました。
毎年1体ずつ増やしていく風習があると聞いた記憶が
ありますが、ちょっと忘れてしまいました。
明治建築を保存する目的で、昭和40年犬山市に明治村が
造られました。
展示物は多種多様で、町家、銀行、教会、工場、刑務所など
明治時代の文化を色濃く残した価値のある建造物が復元
展示されています。すなわち、本物が見れるテーマパーク
なのですが、園内は大変広く一日で全てを見るのは
とても不可能です。
菊の世酒蔵は、愛知県刈谷市にあった酒蔵です。
元は穀物蔵として明治初年に別の場所に建てられたものです。
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2010.05.04
明治村は入鹿池の西側100haの広大な敷地をもち、
緑の中に移築された建物が点在しています。
全ての建物は見ごたえがあり、内部も見学できます。
左側に菊の世酒蔵が見えています。


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四重四階の大垣城天守閣は、国宝に指定されていましたが、
1945年の空襲によって残念ながら全て消失しました。
現在の大垣城は、天守閣や今回スケッチした西門を含め、
殆どの建造物が模擬・復元されたものです。
かつては3重の水堀に囲まれていましたが、市街地化が進んでおり
現在は本丸跡周辺だけが残るのみです。
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2010.04.06
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