ペンのライン

~大津の町並みを中心とした水彩スケッチ~

和歌山県湯浅の町並み1

2009-10-03 07:50:21 | 奈良,大阪,兵庫,和歌山

和歌山県湯浅町は、安土桃山時代より醤油・味噌の醸造で栄えた町です。
2006年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

2007年にも訪れたのですが、このときはひどい大雨で何も描くことが
できませんでしたが、今年再訪してようやく念願が叶いました。

レンタル自転車で走り回って描きましたが、お醤油のいい香りが
町全体に立ち込めていました。

湯浅町旧市街地は、まだあまり観光地化されていません。
また、重伝建に指定されると、各家の修理に補助金が出るために
修景される所が多いのですが、ここではそれほど進んでおらず、
古い状態の民家が目立ちます。


[クリックすると大きくなります]



2009.08.21




本瓦(湯浅町)
本瓦=丸瓦と平瓦を交互に組み合わせてできており、主に寺院で
見られます。本瓦は手間がかかり重さもあるため、改装時には
一般的な桟瓦に変えてしまう家も多く、残っているところは旧家のみです。

湯浅町では、屋根瓦に本瓦を使われる家が目立ちます。
ここのお宅(長屋)は、江戸時代からそのまま(何もさわっていない)
ではないかと思うほどの雰囲気でした。



桟瓦(奈良県奈良町)
本瓦の丸瓦と平瓦が一体となったもので、江戸時代に滋賀県で
開発されました。桟瓦は安価であるため、今まで板葺きが主流で
あったのが、その後急速に屋根瓦が普及する要因にもなりました。



一文字瓦(京都市中京区)
京都の町家では、桟瓦のなかでも京都特有の形式があります。
平入り屋根の軒先の瓦端を、すぱっと切り落としたように真一文字に
なっているのが特徴で、すっきりとした印象を与えます。




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コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (やーや)
2009-10-05 08:26:15
レトロな雰囲気もいいですね。
それに勉強になるな~。
すばらしい。
いつも楽しみにしています。
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たしかに (自転車野郎)
2009-10-05 09:11:04
 勉強になりますね。構図探しにキョロキョロしていても 以前は何気なく通り過ぎる 今は興味深く眺めてる です。
返信する
Unknown (やーやさんへ)
2009-10-05 11:26:34
いつも有難う、用事が無ければ絵のことばかり考えていますが中々思うようにに描けないので辛いです。   でも描いていること自体が楽しいですね、生きている喜びかも。
           ライン
返信する
Unknown (自転車野郎さんへ)
2009-10-05 11:40:24
今まで物を見ていても全くといっていいほど見えていない、絵を描くようになってから本当にまともにものを見ていないことが分かりました、いろんなものを注意してみる習慣がスケッチも上手くなるのかもね。  ライン
返信する

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