右の町家の右端には、半間ほどの幅の短い厨子二階の
建屋が接しています。
通常、町家のこのような幅の狭い建物の一階は突き抜けの
通路になっており、幅の狭い路地(ロージ)の奥に別の棟が
あることが多いです。所謂旗竿地家屋の玄関門のようなもの
ですが、表通りの建物と一体化しています。
かつては右隣にも町家が建っていて、町家に挟まれた薄暗い
ロージだったと思いますが、片側が解体されてその断面が
見えてしまっているようです。
*2010.03.20更新 (2010.03.20京都新聞記事より)
大津旧市街地の町家5件が有形文化財として登録されました。
江戸末期の町家で、大津祭りでは隣接する町家と一体になり
曳山の組み立てや解体、収納などを行う場として使われました。
[画像をクリックすると大きくなります]
【写真】 路地(ロージ)
京都市東山区にある町家のロージです。
建物の右端がロージへの入り口となっています。
ロージはかなり奥まで続いており、奥には長屋(テラスハウス)
が並んでいます。石畳のひかれたロージの突き当たりには
お地蔵様が奉ってあります。ロージの奥にも独特の小さな
世界(コミュニティ)があるようです。
建屋が接しています。
通常、町家のこのような幅の狭い建物の一階は突き抜けの
通路になっており、幅の狭い路地(ロージ)の奥に別の棟が
あることが多いです。所謂旗竿地家屋の玄関門のようなもの
ですが、表通りの建物と一体化しています。
かつては右隣にも町家が建っていて、町家に挟まれた薄暗い
ロージだったと思いますが、片側が解体されてその断面が
見えてしまっているようです。
*2010.03.20更新 (2010.03.20京都新聞記事より)
大津旧市街地の町家5件が有形文化財として登録されました。
江戸末期の町家で、大津祭りでは隣接する町家と一体になり
曳山の組み立てや解体、収納などを行う場として使われました。
[画像をクリックすると大きくなります]
【写真】 路地(ロージ)
京都市東山区にある町家のロージです。
建物の右端がロージへの入り口となっています。
ロージはかなり奥まで続いており、奥には長屋(テラスハウス)
が並んでいます。石畳のひかれたロージの突き当たりには
お地蔵様が奉ってあります。ロージの奥にも独特の小さな
世界(コミュニティ)があるようです。
岡山県倉敷市美観地区の町並みです。
国の重要伝統的建造物群に選定されており、倉敷川の両岸と
その周辺には、江戸時代からの商家の家並みがそのまま残っ
ています。
この地区の特色としては、厨子二階で本瓦拭きの重厚な建物が
多く、また、正方形の平瓦を壁に並べて格子状にし、目地を漆
喰で固めた「なまこ壁」が多用されていることが挙げられます。
[画像をクリックすると大きくなります]
【写真】 なまこ壁 at 倉敷
平瓦を格子状に並べて目地を漆喰で固めています。
目地は、筒を縦半分に割ったような立体的な造形で、
この盛り上がりの部分がなまこに似ているところから
なまこ壁と呼ばれるようになりました。
特に交差する所が芸術的で、高度な技が必要だそうです。
【写真】 庇屋根の上の壁に貼られた瓦
倉敷では、厨子二階の壁に瓦を貼った町家をよく見ることが
できます。
国の重要伝統的建造物群に選定されており、倉敷川の両岸と
その周辺には、江戸時代からの商家の家並みがそのまま残っ
ています。
この地区の特色としては、厨子二階で本瓦拭きの重厚な建物が
多く、また、正方形の平瓦を壁に並べて格子状にし、目地を漆
喰で固めた「なまこ壁」が多用されていることが挙げられます。
[画像をクリックすると大きくなります]
【写真】 なまこ壁 at 倉敷
平瓦を格子状に並べて目地を漆喰で固めています。
目地は、筒を縦半分に割ったような立体的な造形で、
この盛り上がりの部分がなまこに似ているところから
なまこ壁と呼ばれるようになりました。
特に交差する所が芸術的で、高度な技が必要だそうです。
【写真】 庇屋根の上の壁に貼られた瓦
倉敷では、厨子二階の壁に瓦を貼った町家をよく見ることが
できます。
JR大津駅近くにあるヴォーリズ建築です。
8/26掲載 ”日本基督教団大津教会” は、建物中心に描きましたが、
今回は、別方向から周囲の町並みも含めて広角的に描いています。
【8/26参考】
日本基督教団大津教会(ヴォーリズ建築)
坂の上から道路や建物を少し見下ろすように描くと、空と建物が
バランスよく収まり、町並み風景画としては、おもしろい絵に
なりやすいと思います。
[画像をクリックすると大きくなります]
2008.09.08