中学から始めたカンキツ育種、はじめの頃は栽培技術が伴っていないこともあり頭の中での交配妄想だけでしたが、だんだんとカンキツ栽培にも慣れ、最近は少し余裕をもって交配を行えるようになってきました。そんなわけで最近はいろいろとネタが増えてきたわけですが、色々と手を出すあまり、だんだんと何をやっているのかわけわからなくなってきたので、何を目的にしているのか、今どういう状況なのか、少しスライドにまとめていくことにしました。対外向けではないので、ちゃんとまとめてるわけではありませんが、私が何を目的に各交配をやっているかがわかるかと思うので、公開することにします。
埋め込み形式で公開しようと思ったんですが、どうもgoogleslideだと対応していないみたいで…
リンクを押していただければスライドに飛ぶと思います。
ひとまず今日公開するのは、シキキツ×マメキンカンの交配のまとめです。
マメキンカン→Fortunella Swingle Hindsii
シキキツ→Calamondinとなっているのでそこだけ読み替えて読んでください。
30分クオリティなので分かりにくいところが多々あると思います…なにか致命的なミスがあれば教えてください
四季咲きのマメキンカンとの交配に同じく四季咲きのカラマンシーを使用し多胚性ゆえ交配種の取得に苦労しているようですが
同じく四季咲きでなおかつ単胚のマイヤーレモンやナガミキンカンだと若干開花時期がズレてしまう感じなのでしょうか?
スライド読んでくださりありがとうございます
(だれも読んでくれないんじゃないかと心配していました笑)
ナガミキンカンは以下の理由からダメだったんですが、マイヤーレモンは考えたことなかったです。そもそも選択肢から外していましたが検討する価値はある気がしてきました!開花期をちゃんと調べたことがないので、まずは育てて特性を調べてみます!
ちなみにナガミキンカンがダメな理由は開花期です。
四季咲き性のカンキツは春の開花期によってキンカン型とシキキツ型に分けられると考えています。後者は普通のミカンと春の開花期が一致し、前者はやや遅く開花します。
マメキンカンの四季咲き性はキンカン型なので、同じくキンカン型のナガミキンカンとの交配では、キンカン型の子供が生じます。一方、マメキンカンを使った交配の最終目標は、マメキンカンの血を普通のみかんに引き継ぐことなので、普通のカンキツと交配可能なシキキツ型の四季咲き性を示す個体が生まれてきてほしいわけです。これがシキキツとの交配では実現できるためシキキツにこだわっているというわけです。
ただ、メイヤーレモンはシキキツ型の開花を示すような気がしています。もし、そうであるのならば、種子親として使うことができるかもしれません!
他にもリスボンレモンに日向夏を掛け合わせた璃の香、ネーブルオレンジとの交配種であるハニーライム、マンダリンとの交配種であるスイートレモネード、オタハイトレモン(テーブルレモン)、ラングプールライム(赤レモン)などなど
みかんとレモンの交配種は多く存在するのでおそらくレモンの春の開花時期はみかんとほぼ一致するんじゃないかなと思います
問題は夏の開花時期がマメキンカンと重なるか否かでしょうね
これからもマメキンカンの交配実験頑張ってください!陰ながら応援してます!
香酸カンキツはあまりカバーできていないのでとても勉強になります
開花期のほかに遺伝的隔離の問題が少し気になりますが(マメキンカンは遺伝的にやや離れておりキンカン以外交配成功例がない)、こればかりは交配してみないとわかりませんね
これからも色々アドバイスお願いします