家の庭で品種改良!

庭でみかんの品種改良やってます

実生 最近の様子

2023年03月25日 14時12分37秒 | カンキツ

暖かい日が続いていましたが昨日から急に寒くなりましたね

さて、去年交配し先月播種した種ですが、無事発芽し、大きく成長してきました!

大体どの交配組み合わせも双葉が展開してきたころですが、面白いことに双葉の形が種子親によってかなり違いました!

この写真では上があまか、下があすみを種子親とした交配になっています。

形もそうですが、色もかなり違います。

いままではここまで多くの実生を蒔いていなかったため違いが見えにくかったですが、結構違うものですね、びっくりです。

あとはあすみは種子自体が大きい分苗もしっかりしていますね。

軸もかなり太いですし、かなり速いスピードで成長していくんじゃないかと思います♪

 

 

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他のブログを開設しました

2023年03月19日 09時49分08秒 | 別ブログ

最近、量的遺伝学や統計遺伝学を勉強していて、それに伴って指数選抜法やらBLUPやら色々調べているんですが日本語で書かれたまとまったサイトがなかなか見つからない…本やら英語で調べるとそれなりに出てくるんですが、まとめるという作業もなんだかんだ私の勉強にもなるので、それ用のブログを新しく開設しました!

 

生物と数学のあいだ (hatenadiary.com)

 

本当はgooブログで作れるとよかったんですが、数式の書きやすさなども考慮した上でhatenablogで作ることにしました。ひとまずこっちのブログは実践寄りの話を、向こうのブログでは理論寄りの話をしていこうかなと思っています。

今のところ、調べればすぐ出てくるハーディーワインバーグの法則しか書いていませんが、色々基礎的なことが書き終わったら専門的な内容も書いていこうと思っています。大体週一ペースくらいで更新できると思います。理論的な話に興味がある方は覗いてもらえると嬉しいです。

 

 

本日の一枚

 

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シキキツ 採種

2023年03月11日 09時59分13秒 | カンキツ

カンキツの多胚、単胚は遺伝的に決まっているものであって、多胚が単胚に対して優勢に働くことが知られています。

しかし多胚の場合、その胚の数にはかなりのばらつきがあり、時に単胚が生じたりもします。

うちで育てているシキキツことカラマンシーもたまに単胚が生じる品種で、毎年、単胚種子の採種を行っています。

 

今年はかなり実が小さかったのであまり数は多くありませんが、おおよそ100粒の種子が取れました。

 

うち、ほとんどが多胚、しかも胚が3以上入るような多胚を示しましたが、3粒だけ完全に単胚の種子が得られました

 

100粒に対して3粒なのでおおよそ3%の単胚率です。

 

特に予定はしていませんが、このように単胚を生じやすい多胚性品種は交配の種子親としても利用可能です。

交配するとそもそもの種子数が減るので当然単胚種子も得にくくなるわけですが、、、

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