去年交配した実生の植え替えを4月30日に行いましたが、それから一か月たちが経ちました。
その実生苗の様子がこちら↓
先月の苗がこんな感じ↓ですのでかなり大きくなっているのが分かるかと思います。
いままでは寄せ接ぎの都合上紙コップで育苗していましたが、水やりが大変なのと実生の時期におけて乾燥の影響はかなり大きいことを考慮して今年からは育苗トレーでの育苗をしています。今までと比べて本当に水やりが楽ですね笑
初期生育もかなり順調ですので今後が楽しみです
去年交配した実生の植え替えを4月30日に行いましたが、それから一か月たちが経ちました。
その実生苗の様子がこちら↓
先月の苗がこんな感じ↓ですのでかなり大きくなっているのが分かるかと思います。
いままでは寄せ接ぎの都合上紙コップで育苗していましたが、水やりが大変なのと実生の時期におけて乾燥の影響はかなり大きいことを考慮して今年からは育苗トレーでの育苗をしています。今までと比べて本当に水やりが楽ですね笑
初期生育もかなり順調ですので今後が楽しみです
今年は3組の交配を行いました。
・あすみ×ブラッドライム
・あすみ×マメキンカン
・あすみ×西南のひかり
あまり交配親が偏るのもよくないとは思いますが、今回も種子親をあすみとしそこに色々をかけていく形になりました。
ブラッドライムはかなり花粉が出る品種なので交配はかなり楽でしたね。
フィンガーライムと違い、栽培品種と同時に開花してくれるのでありがたい品種です。
実もかなりいい感じで膨らんできました。今後が楽しみです
バタバタしている間に5月の末になってしまいました、、
さて、4月の初めに接ぎ木をしたマメキンカンですが、いい感じにカルスが形成されていたので根の部分を分離。
無事接ぎ木の成功が確認できました!
この写真は根を分離して一週間たったものですが双葉のあいだから大きな葉が伸びているのが分かります。
活着にかかった2か月ほど成長が止まっていることになりますが、すぐ大きくなりそのブランクも打ち破ってくれると思います
今後の成長が楽しみです
ちなみに、甘夏に接ぎ木したものも今日根の部分を切りました。
根を切る際に一個体やらかしてしまったのですが、他は大丈夫そうです♪
今年は異常なほどにカンキツの開花が早かったですが、寒い日も続き長いこと開花が続きました。
いつもは平日朝にバタバタと行っている交配ですが、今回はGW期間に落ち着いて行うことができました。
せっかくなのでどのように交配をやっているか、ここにまとめようと思います。
(以前、アブラナ科の交配をやっている方に交配の方法を教えてもらったことがあり、カンキツもその方法を応用する形でやっています。もしかするとカンキツでは違う方法を取るのかもしれませんのであくまでの参考までに…)
交配は①除雄②交配の二つのプロセスに大きく分けられます。
除雄は名前の通り自家受粉を防ぐためにあらかじめおしべを取り除く作業で、開葯するまえの蕾の段階で行います。
タイミングは開花前ギリギリ。早すぎると蕾が小さすぎて作業が難しく、遅すぎると開葯してしまいます。
また、花弁が開き始めるころには開葯していたりもするので注意が必要です。
だいたいこれぐらいの状態の蕾に対して、次ははさみで葯を取り除いていきます。
このように、私は花弁を切り、葯が見えるようにしたうえで葯を切り取っています。
(はさみは、鼻毛を切るやつを使っています笑。なんだかんだでこれが一番いい、、)
除雄が終わると、こんな感じで柱頭が飛び出します。この時点で交配をしてもよいのですが、私は一日まって、開花したであろうタイミングで交配をしています。
↓こんな感じのタイミングで交配。花弁が開いています。
交配がおわったら、袋をかけて他の花粉がつかないようにします。
私は果実袋をかけていますが、しっかり止めないと風が強い日には飛んで行ってしまうので注意が必要です…
こんな感じで今年は3組み合わせほど行いました。
さぁ、うまくいくでしょうか、、、