家の庭で品種改良!

庭でみかんの品種改良やってます

フィンガーライム 試食

2021年12月04日 09時48分21秒 | 品種

いや~ついて買ってしまいました!フィンガーライム!

家にフィンガーライムの苗はあるんですけどね、なかなか実がならない。

一方で、実の性質を知らないとなかなか交配組み合わせも考えられないので、ネットで買ってみました。

一時期はめちゃくちゃ価格が高かったフィンガーライムもかなりお手頃な価格になっていました。

今回買った商品も、6,7個入りで1000円以下。

ずいぶん求めやすくなったものです。

 

で、先に結論を言ってしまうと、不味かったです…笑

シンプルなレモン風の味を想定していたんですが、レモンに山椒っぽい香りが混ざったようななんとも言えない味で、おいしいといえる代物ではありませんでした笑

それでもいくつか分かったこともあるので、ここでシェアしようと思います

 

さて、今回食べたのがこちらの実↓

品種名はわかりません。

果径指数は20以下でしょう、かなり細長い実をしています。

通常のみかんであると、皮をむくと中から房が出てきますが、フィンガーライムはどうやら皮と中の房が強く結合しているようで、皮をむくことはできませんでした。

 

皮がむけないので、無理やり半分に。中身はきれいなピンク色をしていました。

ここら辺から、香りがし始めましたが、山椒系の香りが強くしました。

山椒自体もミカン科であることを考えると決して不思議な話でもありません。

 

実を押すと、よくある動画のように中からさじょう(つぶつぶ)が飛び出してきました。

さじょうはかなり円形に近いですね。

印象的だったのが、さじょうの硬さ。他のカンキツと比べ物にならないほど固いさじょうを持っていました。食べたときはプチプチとさじょうがはじける音がしますが、これはさじょうが丸だから、というよりはさじょうの硬さに由来しているように思います。

もう少し定量的にプチプチの原因を探れるといいのですが、機材がないのでまた次回にお預けです。

 

種は単胚性。形もかなり特徴的で、レンズ豆のような丸くて平たい形をしていました。

(↓外皮を取り除いた種子の形)

フィンガーライムはそのバリエーションの多さで有名ですが、それも、単胚性を持っていることに由来するのかもしれません。

今回、一応実生の成長を見るために種をまきましたが交配したわけでもないので、正直こんなにもいりません。

成長がひと段落したころにお分けするかもしれないので、その時はご連絡いただければと思います。

 

というわけで、今回初めてフィンガーライムを食べてみたわけですが、想像以上にワイルドな性質を兼ね備えたものであることが見えてきました。交配に使うには課題が多すぎますが、ユニークな果皮色など、貴重な遺伝資源であることに間違いはありません。有効活用できる交配を考えていければなと思います!

コメント (2)
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カラタチ 鉢上げ

2021年12月03日 13時36分08秒 | カンキツ

今日は大学でなんとか祭が行われるそうで、授業が休講に。

久しぶりに日中家にいることができたので庭仕事をしました!

(大学が対面になったのはとてもうれしいのですが、特に冬場だと暗くなるのが早く、大学から帰ってきてから庭仕事ができないためどうしても庭を放置しがちになってしまいます…汗)

 

さて、今日は、春に地植えにしたカラタチの苗の鉢上げを行いました!

 

リンクを張った記事をご覧いただけるとわかるように、地植えにしたときはセルトレイで発芽させた苗をそのまま地植えにしました。

そのセルトレイごと苗を取り出した時の写真がこちら↓

雑草やらなんやらで見にくいですが、かなり枝ぶりのしっかりとした苗に育ちました!

 

セルトレイ一列はこんな感じ↓

かなり密に植えたので大きく成長してくれるか心配でしたが、しっかりと根の張った苗になってくれました!

 

得られた苗は49本。成長の悪いものを除いても35本ぐらい手元に残せそうです!

 

最後に鉢に植えつけて鉢上げ完了!

寄せ接ぎの際の効率なども考えて、苗は中心から少しずらして植えることにしました

 

ちなみに、3年目のカラタチ苗と比べるとこんな感じ↓

こうみると今年の苗はまだまだ赤ちゃんサイズですね…笑

 

今日鉢植えした分を合わせるといま鉢植えされているカラタチはおおよそ70本

これだけあれば安心です。

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なかののきらめき

2021年12月01日 02時40分48秒 | 品種

やばいやばい、、

急に台風かと思うほどの雨が降ってきました、、💦

雨戸がガンガン音を立てまくっていてなかなか眠れないのでブログ更新しながら眠くなるのを待つことにします笑

 

さてさて、今日は品種レポです!しかもみかんではなくリンゴ!

なかののきらめきという面白いリンゴに出会ったので皆さんにシェアします!

 

こちらがなかののきらめき ↓

見た目はいたって普通の黄色いリンゴですが、なんと皮をむくと、、、

 

赤い果肉が出てきます笑笑

 

そう、このなかののきらめきというリンゴは赤肉系のリンゴなんです!

赤肉のリンゴ自体は、2013年に農研機構がルビースイートという赤肉の品種を出した時から知っていましたが、実際に見たのは初めて。これほどにもきれいな赤が入るとは知らずとても驚きました!!

しかも、食味もよい!

こういう変わった品種は味が劣る場合が多いですが、なかののきらめきは生食でもおいしく食べれる品種でした!

 

驚いた品種といえば、変わった香りを持つ桃薫がありますが、それにも負けずとも劣らない面白い品種です!

スーパーで見かけた際はぜひ、買ってみてください♪

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