オホーツク暮らし

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近頃は狩猟ネタが多いです。

カイデックスでシースを作った

2015-03-08 22:52:19 | 狩猟
恥ずかしながらカイデックスという素材を最近知りました。

熱するとフニャフニャになりぴったりフィットしたシースを作ることができるのですな。

藤次郎のホームページで解体用途にナイフをいくつか購入していますが、シースはないので。



ダンボールで作ったり、新聞紙でくるんでみたり。

カイデックスの存在を知ってですな、凄い勢いで調べて、ナイフ以上にお金を掛けて道具やらを揃えましたよ。



温めるのに必要なヒートガン。



オーブンで温めたり、ホットプレートで温めたりして成形するパターンもあるようですが、局所的に温めるのはヒートガンは必須ですね。

2000円台からありますし。

私の買ったやつは4千円くらい。



ロングノーズバイスロックプライヤーを2つ。

4百円くらいのやつですが、作りが悪いです。使えない事はないですが。

カイデックスシートなどはマトリックス・アイダさんから購入。



8千円くらいかかったわ。



成形するためのスポンジや接着剤、カシメとポンチも。



シートはとりあえず4枚。

1.5mmの厚さのやつ。

黒のシートでよかったんだけど、入荷待ちになってたもので。色つきのやつはお値段が少々高いのよね。



ラワン板にスポンジを貼り付けて。

うまく使いこなすことが出来ずに、第1号のシースが出来上がってからですが、



片側を針金で止めました。

ナイフの刃は養生テープで保護して作業をしましたよ。



型紙を作って、マジックでシートの裏に型を書き、



カッターでくり抜いた。

温めてから、パタンと半分に曲げてみましたが、



冷えるとナイフなんて入るような硬さではなくてですね、結局温めなおしてナイフを入れて形を整えたりして。



何度も温めなおして、スポンジに挟んで体重をかけて形をつけたりなんだり。

カシメを打つあたりをバイスでつまんで、ナイフの抜き差し具合を確認したりして、



ボンドで止めるなど。

穴を開けてカシメを打ちましたが、



カシメが思いのほか難しいね。

ナナメってしまいました。

ポンチでうまく止められなくて、結局バイスで摘んで締め付けました。

カシメが一つ真鍮ですが、手芸品店で見つけて買った足が長いやつ。



ベルトループを止めるのにシート3枚分になるので、長いやつを使ってみましたよ。



ヒルトにかかるシートを調節して、抜き差し具合を調整しました。

最後に、どうしても合わせ目はぴったりにはならないので、カッターナイフで削って、紙ヤスリでジョリジョリして形を整えて、ガストーチで削った面をかるく炙って完成です。

初めてにしてはよくできましたよ。

イメージしたよりも苦戦しましたが、まぁなんとかなりました。

私的にはシートの厚さは1.5mmで十分です。

合わせ目を整えるのは想像以上に簡単でしたよ。

60番の紙ヤスリでザクザクと削れました。

ネットではベルトグラインダーでやってたから、さぞかし硬いのだろうと思いましたが。

今回ボーニングナイフ用に作りましたが、刃がカーブしていて、シースに入れると先端がシースに引っかかるのが気になりましたが、そこは諦めましょう。


ほかにシースの無い藤次郎のミートナイフが2本あるので、それも近々作りますよ。


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