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[梅] 食生活について語ろう

2020年06月21日 | 美容ダイエット

・梅Japanese apricot うめ
   バラ科、中国原産、わが国でも古くからみられ和歌山産が多いが全国各地で栽培し、最近は台湾からの輸入が増えている。観賞用と実を成らせる為の木とがある。 ちなみに祝い事でよく使われる「松竹梅」は、もともと中国で寒さにも 耐える「厳寒の三友」といわれていたもので日本に伝わった際に慶事のシンボルとした。
早春に芳香を放つ花を咲かせ梅雨の時期6、7月に未熟の青梅、完熟した黄橙色のものを順次収穫する。品種は、何百種とあるが主な栽培種は直径3~1cmまで大粒(南高:なんこう)のものから小粒(甲州最小)の小梅がある。果実に分類し酸味を生かした加工が行われる。未熟な青梅は梅漬け、家庭での梅酒に使われる。
完熟させて梅干、のし梅とする。弁当、おにぎりに梅干を入れ防腐作用(ベンズアルデヒド:安息香酸)と食欲増進をかねた携帯食とし適す。腐らない梅干(食塩量材料の10%以上加える必要がある)は、食塩量との関係のほうが強く最近の薄味のものは、10%以下となっており冷蔵保存するのがよい。
未熟の種子である核に、アミグダリン(抗がん作用)が含まれ分解酵素により有害物質の青酸を生じるので青梅の生食はせず加工用に回す。種核内の青酸配糖体は加工工程で分解し、梅酒で2週間、梅漬けで2ヶ月、梅干しでは6ヶ月でほとんど消失するという報告がある。青ウメの仁の重量は0.3g前後で、その中に青酸(致死量50~60mg)が0.3mg含まれるが生の青ウメの仁を、一気に100~300個程度摂取にあたいする。
有機酸のクエン酸(カルシュウムの吸収をよくする)、りんご酸の疲労回復、抗菌、食欲増進作用により健康食品とし出回り、またピロリ菌を抑制することが知られる。

梅干では果実の表皮ごと食用とすることが多く抗酸化成分を取ることができ血行をよくし、アンギオテンシンⅡ AngiotensinⅡによる動脈硬化の発生を抑制する作用がある。梅リグナンLignan(シリンガレシノール:ピロリ菌の抑制)、ピクリン酸Picric acid 、ムメフラール(加熱加工時のみ生成:ピロリ菌の抑制)等多くの機能性成分を含むことも知られる。
 
 
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