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[薄荷の日] 食生活について語ろう

2020年06月20日 | 美容ダイエット

・6月20日は薄荷の日
 6月も中旬ともなりますと、蒸し暑い日も増えてくるようです。
   6月20日は「はっか(ペパーミント)の日」で1987年(昭和62年)に、ハッカが特産品の北海道北見市の町おこしでまちづくり研究会で制定しています。6月はこの月の北海道の爽やかさがハッカそのものであること、20日は「はっか(20日)」と読む語呂合わせからです。

湿度が高いこの季節は、ハッカのさわやかな香りと抗菌作用やリフレッシュ効果が大活躍です。 6月の北海道は、新緑がまぶしく色とりどりの花が咲き乱れハッカのさわやかなイメージはジメジメ感をやわらげます。

北見市のハッカは、1902年(明治35年)頃から本格的な生産がはじまり、1939年(昭和14年)には世界のハッカ市場の約70%を占め、アメリカ合衆国製の「メンソレータム(塗り薬)」などの原料として輸出していました。第二次世界大戦後の1960年代には外国産ハッカが台頭、石油などを原料とする合成ハッカが誕生し増えて、1971年の輸入自由化で国内ハッカ産業は崩壊しています。1983年には、北見ハッカ工場は閉鎖に追い込まれています。
 現在、日本でいちばんのハッカ生産地は、北見市より北に位置する紋別郡滝上町(たきのうえちょう)で、伝統を維持する程度で栽培して産出する全国の約9割のシェアを占めます。
「ニホンハッカ」とも呼ばれハッカの特徴として、有効成分であるl-メントールの含有量が多いことがあげられます。

◇薄荷Mint はっか
  シソ科、西アジア、日本、ヨーロッパを主産地とする多年草で交雑しやすく種類が多くあります。湿気のある所に生え、草丈20~60cm、全体に芳香があり茎は四角柱で、長楕円形の葉が対生しています。8~10月、葉の付け根に淡紫色の唇形のラベンダーに似る小花が群がってつきます。
古代エジプト、インドで紀元前より、日本でも、古くから自生のハッカも見られ、平安時代にすでに栽培が始まっていたようですが、北海道にお けるハッカ生産のルーツは当時日本最大のハッカ産地だった山形県です。
盛んに使われるようになったのは江戸時代になってからといいます。日本では、江戸時代後期の天保年間、越後国塩沢(現在の新潟県南魚沼市)で薄荷油をとっていたことが記録に残っています。
換金作物として、安政年間に岡山県や広島県で栽培が始まっています。明治初期にかけて主産地が山形県に移った後、移住者によって北海道で生産が始まりました。
9月中旬から収穫し、およそ2週間程度乾燥させた後、原料を蒸して水蒸気を通し精油と水蒸気と共に取り出したものを冷却して液体になって上に浮いてできた製油成分を取り出す方法で、蒸気を冷やし抽出しています。
それを工場でさらに冷却し、結晶 と油に分け、精油しハッカ油としています。
大別してハッカ(和種:Japanese peppermintメントール含量が多い)、ペパーミントPeppermint(セイヨウハッカ)、スペアミントSpearmint(オランダハッカ) 、防虫(ノミ・アリ・カメムシなど)用のペニロイヤルミントPennyroyalmint (目草薄荷:めぐさはっか)に分けられます。
ペパーミント系は香りが強く、メントールの含有量も多く東アジア原産のニホンハッカ(和種薄荷わしゅはっか)もここに含みます。チューインガムやキャンディ類に多く用いられます。 
スペアミント系の香りは比較的弱く、甘い香りです。チューインガム、歯磨き粉などに用いられています。スペアミントの香りの主体はマイルドで甘い香りのl-カルボンとしています。日本には江戸時代の文政年間(1818~1830)にオランダハッカ(スペアミント)が渡来しています。 
初摘みミントとして、その年の花が6月から9月咲く前最初に刈り取ったミントで雑味が少なくフレッシュな香りを特徴としています。清涼感があって生の葉の若葉、乾燥葉が天ぷら、お浸し、はっか味噌、お茶、ハッカ酒に、またアイスクリームの上に若葉をあしらいに用います。
和種栽培の天然のものの多くは中国、インドより輸入しています。清涼感のあるよい香りが葉茎、花より精油し、その成分(メントール)が食品、化粧品、医薬品で消臭、鎮痛、整腸、目薬、歯磨き、アロマオイル、入浴剤、殺菌剤など多くのものに利用しています。

 

◇メントールMenthol めんとーる
  モノテルペノールMonoterpenolsに属し皮膚や粘膜の上にあるTRPM8という冷たさを感じる受容体を刺激して、冷たく感じさせる働きがあります。つまり、メントールで冷たく感じても実際には体温は低下していません。
これらの作用によって皮膚が冷たいと感じ、発汗を抑え、血管拡張作用、さらに虫に対する忌避(きひ)効果が、沈痛、抗菌性があることで知られています。
ハッカに含まれるl-メントールには、筋肉をゆるめる作用、気持ちを鎮静させる働きがあり手軽に布地、ペーパーにハッカの精油を1滴落とし、香りをかぐだけでもリフレッシュ効果が期待できます。

梅雨時の衛生管理の消臭・殺菌作用、頭痛やだるさを感じた時に、ハッカが役立ちますね。

 

 

 

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