・梅桃/山桜桃梅 ゆすらうめ
バラ科、中国原産で落葉低木で樹高1m~3m。 葉の表裏に細毛が多く葉は倒卵形で鋸歯(きょし)がある。江戸時代初期から栽培している。
移植に強いこの樹木を移し徙(うつ)し楽しむという朝鮮語の移徙楽(イサラ)を名前の由来とする。春に淡紅色の五弁花を咲かせる。寒さに 強く、庭木・盆栽や果樹 として広く利用している。
6月頃にサクランボに似た径1cmほどで赤実種と白実種の2種が知られ熟した果実は甘酸っぱくおいしく食べられる。ジャム、果実酒にもしている。果実の種子を洗い、乾燥したものを生薬で、毛桜桃(もうおうとう)といい、アミグダリンを含み血行促進作用が認められ緩下、利尿、肩こり、手足のむくみなどに用いる。
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