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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[エシカル消費]食生活について語ろう

2022年12月10日 | 美容ダイエット

・エシカル消費Ethical consumptionえしかるしょうひ

世界規模で社会における地域の活性化や人権問題、環境問題は深刻な状況で、大きな関心を集めています。持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)が2015年9月に国連の「持続可能な開発サミット」で採択のSDGsの17のゴールのうちのひとつに関連する取組としてあり、2030年までの国際目標です。

エシカルethicalとは、英語で「倫理的」という意味の英語でありエシカル消費として和訳し人として守るべき行いや道の倫理的な消費になります。「エシカル」のはじまりは、1989年に英国・マンチェスターで創刊の雑誌「ethical Consumer(エシカルな消費者)」がきっかけとなり独自調査で「エシカル度」を数値化し評価していました。

エシカル消費のための認証ラベルがありますが、そのなかのひとつフェアトレード(公正貿易Fair Trade) は私たち日本人の消費行動が、低賃金の発展途上国に、大量の温室効果ガスを排出する大規模工場を作っているようです。森林破壊や魚の乱獲も発展途上国で進んでいます。

元はと云えば日本を含む先進国に住む人達による大量消費にありSDGs達成度ランキングの上位を先進国が独占している裏には、より多くの環境負荷を途上国に押し付けることで評価を高めていることがいえるでしょう。

経済成長を優先に、大量生産と大量消費を繰り返してきた私たちの暮らしは、人類の存続さえ危ぶまれるほどの深刻な問題を次々と生み出してきました。地球温暖化、社会問題は、地域の貧困、ジェンダーGender(性別)、環境汚染といった問題が挙げられます。

フェアトレードは、開発途上国の原料や製品を地球上のすべての人類が適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指します。国際フェアトレード認証ラベルは、製品の原料調達はもとより加工、製造、輸出入の段階での間にさらに消費者が購入するまでに、機構が定めた基準が守られていることを示します。

FSIラベル(FAIRTRADE Sourced Ingredient Marks)は複合材料製品にも使用できます。記載の原料の一部が、フェアトレードとし調達であることを示します。例えばミックスナッツ製品に「カシューナッツ」タブのあるFSIラベルが表示されている場合、カシューナッツ(スリランカ)のみがフェアトード認証原料としていることもあります。

FSIラベルの導入により、日本国内の小規模生産者や労働者も価格が引き上げられることにより、より有利な条件で原料・製品を販売できます。消費者は、持続可能な買い物をして社会貢献につながるのです。

商品の例として主にコーヒー(中南米)、カカオ(中南米、東南アジア)、コットン(インド・中国・ウズベキスタンなど)、紅茶(インド、スリランカ)、バナナ(フイリピン、エクアドルメキシコ、インド)、タピオカ(タイ、ベトナム)、サトウキビ(インドネシア、フイリピン)、胡麻(東南アジア、中南米)などなどで記(しる)し公正な貿易で取引していることを示しているマークです。

他にも砂糖、香辛料、果物、ワイン、豆類、 切り花(バラ)、ボール類などがあります。

貧困については、「絶対的貧困ライン」としている、極度に貧しい暮らしをしている人の国際的な基準は、世界の約20%が1日あたり1.9米ドル(約200円:2021,2月現在)未満で生活しているというのです。

よって教育を受けられない、文化的な生活を送れないといった数字だけでは測れない「あらゆる形の貧困・飢餓」が存在します。2030年までに、それぞれの国の基準でいろいろな面で貧困の女性、男性、子どもの割合を少なくとも半減することを目標として掲げています。

日本をはじめとする先進国においても性別にとらわれず女性の活躍や自己実現しやすい社会作りも大きな課題です。人は野獣のごとくの戦いで武力行使の人間ではあってはならないはずです。

さらに環境問題のプラスチックによる海洋汚染を防ぐためにビニール・プラスチックゴミを減らすよう努力したり、食品ロスを抑えるために節度のない消費を控えたりする取り組みは、エシカル消費(倫理的配慮の消費)です。

自分・家族以外の他者や地域社会、自然環境などを思いやる、「思いやり消費」、「倫理的消費」です。

驚くような安価で販売の食料品などの中には、生産国である発展途上国では、生産者に正当な日常生活ができるだけの対価が支払われていない現実が存在します。原料・製品を適正な価格で購入することにより、地球上のすべての生産者・労働者の生活を改善することが大きな目的としています。

日本国においても貧困層が存在しており、時給を上げよう運動がコマーシャルでの報道が見られるようになりました。派遣社員・パート・内職での生活、最低賃金の保障は国の政策としてなされるべきことと思われるのですが片親家庭の貧困層は一向に改善の兆しが見られてないように思えます。フェアトレード製品を利用することで「貧困層をなくす」という目標に近づけます。

イギリス、ドイツがエシカル消費が先行しています。問題点として日本企業はこの30年間、個人所得が増えないため、コストを下げ、そして販売価格を下げることに集中してきました。

エシカル消費・フェアトレード(公正貿易Fair Trade)精神は、私たち一人ひとりが持っている社会を変える・未来を変える第一歩です。

 

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