・食品廃棄Discard food しょくひんはいき
先進国全体では年間の食品廃棄は2億2200万トンにのぼっています。
EU問題担当委員会のロザリン・スコット代表は、非効率的な食品利用は深刻な問題だと語り、報告書によれば、EU諸国全体では9,000万トン、英国市民は毎年1500万トンの食品を捨てているというのです。アメリカでの食品廃棄率は25%を超え4,320万トンといいます。
日本も大量の食料を輸入していながら、一方で2,000万トンにも及ぶ大量の食品廃棄物を排出しているようでは、とても世界の一流国家とはいえません。
発展途上国の飢餓人口が約10億人に達しサハラ以南のアフリカ諸国で生産される食品の量にほぼ匹敵するといいます。 問題の主要な原因は、消費者の購買心理をあおり、本当に必要とするよりも多く買わせている小売チェーンのやり口のようです。その常套句(じょうとうく)は「1つ分の値段で2つ」というもので結果的に2つのうち1つが台所で腐ってしまうというのです。
商売として、企業は消費者心理を仰ぎたてているとしかいい様がありません。現代では、食品の保存方法が多様化しています。レトルト食品としたら内装、外装ともアルミ箔がつかわれているものの賞味期限は1~2年前後と長く保存できます。米飯類、汁物、調理済み食品、混合調味料など多くの食品に使われています。
食品の廃棄の問題について、解決の糸口は、まだまだあるように思えます。
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