日の本の浮世Mundaneness世界の出合い系ご縁,事情
麻木久仁子Q&A(脳梗塞・乳がんとの出合い系悪縁、闘い)(2)
「しこりすらなかった」~二つ目の病・乳がん~
外科 脳神経外科 胸部 頭・顔
――次の病に気づいたのは?
脳梗塞から2年も経っていない昨年夏、人間ドックのクリニックで。
「ちょっと影がある、怪しい」ってことで、一度MRI(磁気共鳴画像)で診てもらったら「やっぱり明らかに何かあるんだけど、乳がんとは言い切れないので精密検査した方がいい」と。
――自分では気づかなかった?
全然! だって、確定診断で「がんです」って言われた後に触ってもまだ分からなかったぐらいの出合い系早期だったんですよ。
ステージゼロの非浸潤がんとの出合いでした。
乳管の中にがんができて、その乳管を破ってしこりを形成するんですけど、それより手前、乳管を破る前の段階。
がんと分かってからも「え? どこ?」「これはアバラ?」なんていう感じで(笑)。
しこりって触って分かるものだと思っていたから、自分でもちょっとびっくりというか、意外でした。
しかも両方だったから、それも意外で...。
ホント小さかったんですよ、1センチもなくて。
切り取った範囲も1.5センチとか1.7センチだし。
――最初の人間ドックの先生がよく見つけてくれましたね
そう、"乳がんを見つける天才"だったんです。
Hレディースクリニック(東京都)のH.HUDEKO 院長。
しかも、以前に私が出ている番組で"乳がんを見つける名人"として出演された方で、その番組で撮った私のレントゲン画像を保管してくださっていたんです。
それで、二つの画像を並べてみて「違う」と。
右側が疑わしいのは私にも何とか分かりましたが、はっきりとはしない星雲みたいにぼやっとした影だから、左側なんて「ほら、ここが違うでしょ?」って言われてもよく分からなかった。
この時点では確定じゃなかったので、がんかどうか確定させる検査を受けるために、その場で国立がん研究センター(東京都)の予約を取って、紹介状を書いてくれました。
――言われた時にはどう感じました?
やっぱり「えーっ!」という感じでしたね。
マンモグラフィーもエコー(超音波検査)も、ずっと検査をしてきていたので。
それに、さっきも話したように何となく自分は乳がんと関係ないって感じていて、自分の中では漠然と子宮がんの方が気になっていたくらい。
先生は「まだがんかどうか分からないけど、もしがんだとしてもすごく早期だから大丈夫。
治療の選択肢はいくらでもある時期だから」と励ましてくれました。
――国立がん研究センターとの出合い系ご縁は?
また一通り同じように検査をして、針の検査(針生検)もしたんですが、あまりに初期段階過ぎてしこりにもなってないから、針が刺さらない。
もちろん陰はあるんですよ。
でも、針生検では確定との出合いはなかったんです。
結局、切除生検(がんの疑いがある部分を一部切り取って顕微鏡などで検査すること)をすることになりました。
切除生検の結果を聞きにいった時、担当の先生から「どっちから聞きたい?」なんて聞かれて、「じゃあ、左から」って。
左はもしかしたら違うかもしれないと言われていたので。
そうしたら、「左ね...がんでした」
「うっはー、それなら"右も"って言ってるも同然ですね?」
「はい、まあ、そうだねえ...」なんて(笑)。
明るく「え、やっぱがんだったんだ~。そうだと思った~」なんて言いながら、内心じゃフラフラしていて、心の中で「どうしよう...」とつぶやいていたんです。
すると先生は、すぐに「どういう段階か」とか「これからどういう治療が必要か」とか、ホルモン治療や放射線治療のこととかを重々説明してくださって、「ま、長いお付き合いになりますな」なんて言ってくれました。
"長いお付き合い"ってことは...大丈夫ですよ、まだ十分治療が効く段階なんですよ、ということです。
今思うと、説明も丁寧だし、決していい加減なことは言わない。
下手に慰めるような、期待を持たせるようなこともしないけど、悲観的にもならない。
とにかく適切な説明をするって感じでしたね。
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麻木久仁子さんインタビュー(脳梗塞・乳がんとの出合い系ご縁=闘い)(1)
40代は、働き盛りに女盛り―そんな言葉が浮かぶ年代。
報道番組やクイズ番組に引っ張りだこの才色兼備タレントとして活躍中だったその時期に、麻木久仁子さんは二つもの大病との出合い系ご縁、悪縁がありました。
一つ目は脳梗塞、二つ目は乳がん、しかも左右両側のがんでした。
病気を公表して半年たった今、数年間の闘病生活を通して得た"伝えたいこと"、一人の女性、母、そして一人の人間としての思いを話してもらいました。
――最初の病気との出合いに気づいたきっかけは?
2010年暮れ、48歳のときに身辺がちょっとバタバタして...だいぶ悩んでいたんですけど、
ある時突然、右手と右足が震えだしちゃって。
例えば、正座して急に立ち上がると何も感じないほどしびれ切っていることがあるでしょう?
それが右手と右足だけに来る感じでした。
歩こうと右足を踏み出そうとしても力が入らなくてカクンとなっちゃったり、鍵を開けようとして鍵穴を狙っても震えて鍵が入らない。
だから左手で腕を支えないといけなくなっちゃったりして、「これはおかしい」と思ったのが病との出合い系認知でした。
医療番組なんかに出ていたものだから「これは脳だわ! 右側しか来ないんだもん。
ヤバい。頭、脳に来てるんだわ」と分かって、すぐに病院へ電話して診療の予約を取ったんです。
診察日を待つ4~5日間も、ふとした時に...一日中じゃないんですよ。
思わぬ時にしびれや震えが来る。
しかも、30秒とか長くても1分、1分半とかで止まっちゃう。
うわ、何これ~って思いながらじっとしているとフッと止まる。
で、止まれば何でもない状態になるんです。
一度は車を運転している時に来てしまって、すぐに路肩に寄せて...。
もう怖くて、しばらくは運転しませんでした。
――48歳の時とはお若いですよね?
病院に行ったら、担当の先生から「脳梗塞との出合いとしては年齢が若い」とは言われました。
「普通はもっと年齢が上の人がなるんだ」って。
私の場合、人間ドックの血液検査はばっちりだったし、高脂血症(脂質異常症)なんかでもないし、血圧はもともとむしろ低い方です。
原因が思い当たらないから、もしかしたら原因不明の病かもしれないと、色んな検査をしてもらいました。
ところが、「脳梗塞があった」「それで震えが来た」のは確かなんだけど、それ以外は何にもなかったんです。
特に脳梗塞を作る元の病気もなく、「どこから血栓が飛んだのか」って体中の動脈を見てもらっても、先生に「何てきれいな頸動脈!」なんて言われるほど(笑)
原因はよく分からないけど、先生からは「ストレス系が原因の可能性もあるから、ストレスをためないようにゆっくりしなさい」って言われました。
――治療は?
まずは、しびれが治まる薬との出合い。
あとは、一度脳梗塞になると原因が何であれまたなりやすいからということで、血液をサラサラにするバイアスピリン。
これは今でも毎朝飲んでいます。
しびれは今は出ていません。
先生によると「脳梗塞ができたときはいわば一つの傷みたいなもので、その傷が腫れて近くにある神経に触るんだけど、傷が治ると腫れが引くのと同じで症状も治まったんでしょう」とのこと。
それで、ありとあらゆる検査をしてもらったから、逆にこの脳梗塞以外は全部OKで、むしろ元気じゃん! ってお墨付きをもらったみたいになって...。
そこだけ気をつければいいと思っちゃっていたかもしれません。
――ほっとした途端に次の病気との出合い系悪縁が判明した?
そうなんです。
浮世世界の定番コースでした。
毎年、人間ドックのオプションに子宮がん検診は入れていて、乳がん検診はどうしようかなという感じだったんですよ、実は。
乳腺、乳管の中にできるんだから、イメージ的におっぱいの大きい系な人の方が細胞が多くてなりやすいんじゃないか、なんて思っていました。
マンモグラフィー検査(レントゲンによる乳がん検査)でも、あっちこっちから肉を寄せて撮るでしょう?
そんな、毎回毎回、無理やり持ってきて検査してさ、こんな小っちゃいおっぱいをさ!
「えーそこも? それは脇の肉じゃないのか」なんて(笑)。
まあ、でも仕方ないかって惰性で検査を受けたら乳がんが見つかっちゃった。
しかも、定番コースじゃない、両方だったんです。
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――次の病に気づいたのは?
脳梗塞から2年も経っていない昨年夏、人間ドックのクリニックで。
「ちょっと影がある、怪しい」ってことで、一度MRI(磁気共鳴画像)で診てもらったら「やっぱり明らかに何かあるんだけど、乳がんとは言い切れないので精密検査した方がいい」と。
――自分では気づかなかった?
全然! だって、確定診断で「がんです」って言われた後に触ってもまだ分からなかったぐらいの出合い系早期だったんですよ。
ステージゼロの非浸潤がんとの出合いでした。
乳管の中にがんができて、その乳管を破ってしこりを形成するんですけど、それより手前、乳管を破る前の段階。
がんと分かってからも「え? どこ?」「これはアバラ?」なんていう感じで(笑)。
しこりって触って分かるものだと思っていたから、自分でもちょっとびっくりというか、意外でした。
しかも両方だったから、それも意外で...。
ホント小さかったんですよ、1センチもなくて。
切り取った範囲も1.5センチとか1.7センチだし。
――最初の人間ドックの先生がよく見つけてくれましたね
そう、"乳がんを見つける天才"だったんです。
Hレディースクリニック(東京都)のH.HUDEKO 院長。
しかも、以前に私が出ている番組で"乳がんを見つける名人"として出演された方で、その番組で撮った私のレントゲン画像を保管してくださっていたんです。
それで、二つの画像を並べてみて「違う」と。
右側が疑わしいのは私にも何とか分かりましたが、はっきりとはしない星雲みたいにぼやっとした影だから、左側なんて「ほら、ここが違うでしょ?」って言われてもよく分からなかった。
この時点では確定じゃなかったので、がんかどうか確定させる検査を受けるために、その場で国立がん研究センター(東京都)の予約を取って、紹介状を書いてくれました。
――言われた時にはどう感じました?
やっぱり「えーっ!」という感じでしたね。
マンモグラフィーもエコー(超音波検査)も、ずっと検査をしてきていたので。
それに、さっきも話したように何となく自分は乳がんと関係ないって感じていて、自分の中では漠然と子宮がんの方が気になっていたくらい。
先生は「まだがんかどうか分からないけど、もしがんだとしてもすごく早期だから大丈夫。
治療の選択肢はいくらでもある時期だから」と励ましてくれました。
――国立がん研究センターとの出合い系ご縁は?
また一通り同じように検査をして、針の検査(針生検)もしたんですが、あまりに初期段階過ぎてしこりにもなってないから、針が刺さらない。
もちろん陰はあるんですよ。
でも、針生検では確定との出合いはなかったんです。
結局、切除生検(がんの疑いがある部分を一部切り取って顕微鏡などで検査すること)をすることになりました。
切除生検の結果を聞きにいった時、担当の先生から「どっちから聞きたい?」なんて聞かれて、「じゃあ、左から」って。
左はもしかしたら違うかもしれないと言われていたので。
そうしたら、「左ね...がんでした」
「うっはー、それなら"右も"って言ってるも同然ですね?」
「はい、まあ、そうだねえ...」なんて(笑)。
明るく「え、やっぱがんだったんだ~。そうだと思った~」なんて言いながら、内心じゃフラフラしていて、心の中で「どうしよう...」とつぶやいていたんです。
すると先生は、すぐに「どういう段階か」とか「これからどういう治療が必要か」とか、ホルモン治療や放射線治療のこととかを重々説明してくださって、「ま、長いお付き合いになりますな」なんて言ってくれました。
"長いお付き合い"ってことは...大丈夫ですよ、まだ十分治療が効く段階なんですよ、ということです。
今思うと、説明も丁寧だし、決していい加減なことは言わない。
下手に慰めるような、期待を持たせるようなこともしないけど、悲観的にもならない。
とにかく適切な説明をするって感じでしたね。
------------------------------------------------------------------------
麻木久仁子さんインタビュー(脳梗塞・乳がんとの出合い系ご縁=闘い)(1)
40代は、働き盛りに女盛り―そんな言葉が浮かぶ年代。
報道番組やクイズ番組に引っ張りだこの才色兼備タレントとして活躍中だったその時期に、麻木久仁子さんは二つもの大病との出合い系ご縁、悪縁がありました。
一つ目は脳梗塞、二つ目は乳がん、しかも左右両側のがんでした。
病気を公表して半年たった今、数年間の闘病生活を通して得た"伝えたいこと"、一人の女性、母、そして一人の人間としての思いを話してもらいました。
――最初の病気との出合いに気づいたきっかけは?
2010年暮れ、48歳のときに身辺がちょっとバタバタして...だいぶ悩んでいたんですけど、
ある時突然、右手と右足が震えだしちゃって。
例えば、正座して急に立ち上がると何も感じないほどしびれ切っていることがあるでしょう?
それが右手と右足だけに来る感じでした。
歩こうと右足を踏み出そうとしても力が入らなくてカクンとなっちゃったり、鍵を開けようとして鍵穴を狙っても震えて鍵が入らない。
だから左手で腕を支えないといけなくなっちゃったりして、「これはおかしい」と思ったのが病との出合い系認知でした。
医療番組なんかに出ていたものだから「これは脳だわ! 右側しか来ないんだもん。
ヤバい。頭、脳に来てるんだわ」と分かって、すぐに病院へ電話して診療の予約を取ったんです。
診察日を待つ4~5日間も、ふとした時に...一日中じゃないんですよ。
思わぬ時にしびれや震えが来る。
しかも、30秒とか長くても1分、1分半とかで止まっちゃう。
うわ、何これ~って思いながらじっとしているとフッと止まる。
で、止まれば何でもない状態になるんです。
一度は車を運転している時に来てしまって、すぐに路肩に寄せて...。
もう怖くて、しばらくは運転しませんでした。
――48歳の時とはお若いですよね?
病院に行ったら、担当の先生から「脳梗塞との出合いとしては年齢が若い」とは言われました。
「普通はもっと年齢が上の人がなるんだ」って。
私の場合、人間ドックの血液検査はばっちりだったし、高脂血症(脂質異常症)なんかでもないし、血圧はもともとむしろ低い方です。
原因が思い当たらないから、もしかしたら原因不明の病かもしれないと、色んな検査をしてもらいました。
ところが、「脳梗塞があった」「それで震えが来た」のは確かなんだけど、それ以外は何にもなかったんです。
特に脳梗塞を作る元の病気もなく、「どこから血栓が飛んだのか」って体中の動脈を見てもらっても、先生に「何てきれいな頸動脈!」なんて言われるほど(笑)
原因はよく分からないけど、先生からは「ストレス系が原因の可能性もあるから、ストレスをためないようにゆっくりしなさい」って言われました。
――治療は?
まずは、しびれが治まる薬との出合い。
あとは、一度脳梗塞になると原因が何であれまたなりやすいからということで、血液をサラサラにするバイアスピリン。
これは今でも毎朝飲んでいます。
しびれは今は出ていません。
先生によると「脳梗塞ができたときはいわば一つの傷みたいなもので、その傷が腫れて近くにある神経に触るんだけど、傷が治ると腫れが引くのと同じで症状も治まったんでしょう」とのこと。
それで、ありとあらゆる検査をしてもらったから、逆にこの脳梗塞以外は全部OKで、むしろ元気じゃん! ってお墨付きをもらったみたいになって...。
そこだけ気をつければいいと思っちゃっていたかもしれません。
――ほっとした途端に次の病気との出合い系悪縁が判明した?
そうなんです。
浮世世界の定番コースでした。
毎年、人間ドックのオプションに子宮がん検診は入れていて、乳がん検診はどうしようかなという感じだったんですよ、実は。
乳腺、乳管の中にできるんだから、イメージ的におっぱいの大きい系な人の方が細胞が多くてなりやすいんじゃないか、なんて思っていました。
マンモグラフィー検査(レントゲンによる乳がん検査)でも、あっちこっちから肉を寄せて撮るでしょう?
そんな、毎回毎回、無理やり持ってきて検査してさ、こんな小っちゃいおっぱいをさ!
「えーそこも? それは脇の肉じゃないのか」なんて(笑)。
まあ、でも仕方ないかって惰性で検査を受けたら乳がんが見つかっちゃった。
しかも、定番コースじゃない、両方だったんです。
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