コロナ禍の影響で外出の制限がかかって、もう半年を迎えようとしている。
今もマスクなしでは出かけられない状況が続いているわけだけれども、飲食店をはじめとする接客を伴う業種の方々のご苦労はたいへんなものだろうと思っています。
とくに小売りの店舗が集まる商店街の活気が失われていることは、さんぽ好きの自分としても胸を痛めています。
ようやく3密を回避しながらの行動を許されるようになった現在、つくばエクスプレス沿線の中でもお気に入りの街の1つである北千住をそぞろ歩いてみました。
北千住は駅前にルミネやマルイといった大型の商業施設が揃っていて非常に便利である一方、少し駅周辺を歩けば昔ながらの商店街がいくつもあり、それらを利用する地域住民にとって生活の一部として根付いていることに魅力を感じます。
江戸時代には宿場町として栄えたという歴史を持っていますが、その当時を垣間見える建物がいくつか残っているのも興味深いところです。
食べることが好きなので、ラーメン、お蕎麦、カレー、ハンバーガーなどなど次々と食べ比べながら、種類によって好みに合ったお店を見つけていくのが楽しいですね。
地形的には荒川と隅田川に挟まれていて、地図で見ると独立した小さな1つの島のようにも見えます。
ここ荒川まで歩いても、駅から10分くらい。
土手を歩いていると、自転車が通り過ぎたり、ランニングで走っていたり、犬を連れさんぽしたり、思い思いに利用している人たちとすれ違います。
また、河川敷のほうには野球だったり、サッカーだったりとスポーツを楽しむ少年たちの姿が目に入ります。
住民にとって、憩いの場所となっているようです。
この街の特徴の1つに徒歩圏に銭湯がいくつか点在しているということが言えます。
それぞれ個性的な造りをされていて、歴史的な雰囲気さえ感じます。
今回は1番気に入ってるタカラ湯に立ち寄りました。
雑誌などで何度も取り上げられるほど、オススメの銭湯としても有名なところです。
このタカラ湯の最大の居心地の良さは縁側があること。
ここはほんとにすばらしい。
東京にいることすら忘れてしまうくらい、この景色がすばらしくて。
お風呂を出た後も、しばらくぼぉ~っと眺めて、身も心も癒されます。
もう1つお気に入りの場所があります。
1つの街を訪れると必ず探してしまうのが、デパートなどの屋上広場なんですが、この北千住にもルミネとマルイの二ヵ所それぞれに屋上広場があります。
写真はマルイの屋上広場です。
ここからの都内の眺めも見渡しがよくて、すばらしいです。
真下には5路線が乗り入れる電車の行き来が見え(地下の千代田線は除く)、交通の要としての様子が見えます。
そして、遠方にはスカイツリーやマンション、オフィス群のビルが望め、なかなかの景色を誇っています。
ここで休憩するのもいいですね。
緊急事態宣言が解除されて、街を訪れる人々の活気も戻りつつありますが、以前のようになるのもまだまだだろうと思います。
一刻も早く、コロナ禍の状況が収束へ向かうことを願って止みません。