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もりのかくれんぼう

2015年09月09日 | 絵本

『もりのかくれんぼう』
末吉 暁子 作 林 明子 絵
出版社:偕成社

☆1998年、本の日に子ども達へ購入。
数ページ抜粋して紹介いたします。





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しばらくすると、もりの あちこちから 
ざわめきが きこえて きました。
かれえだの ふれあう おとと いっしょに
もりじゅうの どうぶつが あつまってきたのです、
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「まだ ここにも たくさん かくれて いるはずよ。」
くまさんたちもけいこと いっしょに 
なって さがしました。
「あたし、みつけるの とくいなんだから。
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けいこと かくれんぼうは しげみの なかに もぐりこみました。
しばらくすると ドタドタと あしおとが きこえてきました。
くまさんが こっちへ やってくるのです。
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☆タイムスリップしたように、秋の山中に迷い込んだ
女の子が、色々な生き物と出会ったりかくれんぼうをするお話です。
黄葉した森の木々は、葉っぱ一枚一枚まで細密に描かれ、その上、
絵の中には見事なだまし絵が隠されていて・・・
まさに絵本丸ごとかくれんぼうです。


小さい頃、近所の習志野原一帯は雑木林が広がり、秋には一面ススキの原で・・・
子供の頃をふと思い出します。