新・瘋癲球人日記

野球をこよなく愛する瘋癲球人の日記

ニューボール+ビヨンドは

2005年11月21日 | Weblog
ニューボール+ビヨンドは、「凶器」である。

軟式野球界で話題の新公認球を昨日のゲームで初めて使った。来年の大会から漸次、新公認球に切り替わるので慣れていこうということだ。
ディンプルがなく、すっきりした形状はソフトボールを小さくした感じ。従来のものに較べると少し重く、固く、いかにも飛びそう。
これをビヨンドマックスで打つと大変なことになる。ゲームで脇を抜けていった打球はバッターのスイングを見た感じでは、予想しにくい速さ。捕れるかも思ったが全然、間に合わなかった。
ビヨンドが世に出てから、守備側から「バッター、ビヨンドです」という声がグランドで聞かれるようになった。
ゴムとゴムがぶつかる鈍い音とその飛距離は「外野手泣かせ」「ピッチャー泣かせ」。
軟式野球にとって、このバットの出現は革命だった。
バッターの見た目やスイングで打球を判断出来なくなった。
非力なバッターには長打の楽しみが与えられた。
その上、「飛ぶボール」がプラスされるのだからたまったもんじゃない。
点数の入りにくい軟式野球が好きなんだが、これからは大味なゲームが増えるかな?
野球の楽しみの大部分は、バッティングがしめると言っていいだろう。
守備がバッティングより好きなんてのは経験者、腕に覚えのあるプレーヤーの中でもそう多くはなかろう。
草レベルの選手だとその度合いは強くなるわけで、メーカーとしては「技術やパワーはなくとも(失礼!!)飛ぶ道具」でユーザー拡大を狙っているんだろうな。
硬式ボールの世界が「飛ばない道具」に進んでいるのと逆行しているが仕方なかろう。
でも、ビヨンドで新公認球を打った、ピッチャーライナーなんて危ない、と思うけどなあ。
新公認球を使うならビヨンド禁止だな。
でも、MIZUNOさんが黙ってないよなあ(苦笑)。