初レースのプラン

朝まで残った雨でグランド状態不良。午前中に予定されていた野球の試合は中止。
明治神宮大会にでも行こうかと思ったが、たまには『息子孝行』しようと散歩に行くことにする。
浅川の土手を歩いていると、前から市民ランナーとは明らかに違うスピードの一団が近づいてくる。ジャージに「CHUO」。中央大学である。特徴のあるヘアースタイルとサングラスで、今年の箱根駅伝でスーパールーキーと騒がれた上野裕一郎君だと分かる。
「それしても速いなあ」
明日、初レースを迎える僕も少し刺激をうけて、最後の調整に臨む。
1km6分ペースで3kmを走る。17分58秒。よしよしいいペース。

さて、初のレース。自分なりのプランニング。
まず、完走は大前提。
すでに10kmは3回走っているので、よほどのアクシデントがない限りこれは大丈夫だろう。
目標は1km6分のペースをキープし、60分に限りないタイムでゴールすること。
ランに関しては素人であることを忘れずに、あくまで謙虚にいこうぜ。ムキになるな。
30分台のランナーだっているだろうし、多くのランナーが僕よりも早いタイムでゴールするはずだ。それでいいのだ。
どんどん前を走ってもらおう。
周りのペースに飲み込まれないぞ。
10kmを全力で走って、ゴールして力尽きるレースをするつもりはさらさらない。
その先の32.195km、つまりフルマラソンを走る余裕を持ってゴールすることが目標なのだ。
自分のペースを頑固にキープするのみ。