この道30年以上のベテランの話を聞く

夕方､ガノタ屋の運ちゃんが
九州方面に行くコンテナを取りに来た｡
で､やることって言ったらもちろん雑談タイム｡
なんせ帰り間際だし｡
それに日曜だし｡

ハコは19G｡汎用ので一番大きい容量にして大人気のハコ｡
昔､ここでC35最強説を唱えたりしたが
最近では容量が小さくて使えね､ってことで嫌われてるんだとか｡
しかし､作業してるの見てて思うにガンだろうと思うのは
側面扉側にある､積み付け用のロープ穴｡
アレに車輪をとられて下ろすのに
かなりの手間と時間かけてるのを何度も見かけてるので
｢どうにかならないか？｣と訊いた｡
でも運ちゃん曰く､アレはアレで使い勝手があって､
ことに高速走行する列車では前のめりになるから
そうした荷崩れを防ぐにはいいんだと｡
うーん・・・

｢昔あったC20には中の床にレールが切ってあって､ジョルダーでパレットを押したり引いたりしたんだけど､アレやっててアタマ打ったことありますからね…そのジョルダーの棒が折れて｡｣

ジョルダーってのは､板パレットを上げ下げして
トラック内を移動させる簡易荷役器のこと｡
２本の棒でキコキコと上げ下げして､
トラックのバンボディの中の板パレを
出したり引っ込めたりするのだが､
その棒が折れたということは
あんまり板パレが重かったのだろうか｡痛そうだ・・・
｢それに比べると今はフォークでパレット滑らせて載せるから楽になりましたよ｣
いつもは端から見てる漏れも同意｡
確かにどうやったら荷崩れしないか考えるのは必要だけど
アレは楽だわ｡運転するだけなんだもの｡
でも､自動車便がもうすぐ接車する､って時に
ホームのそばでくるくるとフォークを踊らせるのだけは
勘弁してください・・・orz

んで､こんな話も聞いた｡
30ft.コンテナ２個載せるよりも
地味にゴトコン５個載せてる方が重たいんだと｡
1051ﾚなんかはでっかいのばかりだし1200㌧指定かかってるから
さぞ重たいだろうと思ったらさにあらずで
しかも､荷重より軽く積んでるから実はかなり軽いそうな｡

・・・東北線、ｻｲｷｮ｡

こないだのGW前の92ﾚなんか､やっぱり重くて大変だったんだろな｡

そのウチに漏れの方はアガる時間となり
運ちゃんの作業を見送りながら帰ったけれど
うん､また豆知識が増えたみたいで楽しかったな｡
やっぱり､この仕事はやめられないですよ｡うん｡