(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

麦の「秋」

2014年09月22日 | ★★★┃ ロ┃ED75総合 |★★★
 イネ科の食い物皆がみな、同じ時期に収穫の時を迎える訳ではない。麦の収穫の時期は6月末と水稲より四半期早い収穫を迎える。
 よって俳句の季語なんかで『麦秋』なんて使われたら『夏』の句を指すことになるのは、マメ知識。

 田んぼの稲との組み合わせは毎年いくらでも撮れたし撮ってきたが、ナナゴと麦の組み合わせを初めて撮ったのは2006年のこと。まさか米どころ宮城で、麦畑を入れてナナゴ貨物を撮るとは思わなかった。尤も地元宮城の転作作物として大豆と麦が推奨されたその結果だったが、現車13両編成と手頃な長さだったので、3077レがその標的になった。
 その年は都合3回撮れたが、内2回は1033が先頭で「ECO-LINER 31」は載ってこなかった。折角だから載った所も撮りたいのが長尺コンテナ属性人間の性。勤務指定と天気をみながら機会を伺っていたら、6月最終日にまた麦畑との組み合わせが撮れそうなことが分かり、泊まり明けで眠い目を擦りながら、東京駅から「はやて」に乗って、仙台駅でダッシュ乗り換えしてまつのじに向かった。(過去ログみると、実はそうでもなかった訳だが、それは置いといて)
 「ECO-LINER 31」は載らないことが多いから剰り期待しないことにして、兎に角、ナナゴと麦の組み合わせを優先しなければ。6月も末では畑の麦もこうべが重くなって倒れたのが多くなっていて、あんまりみっともないと判断してローアングルで待つ。手前は立っているがすぐ向こうは倒れてたりしてるので、その様子は隠せない位になっていたが、目一杯sageて誤魔化せるだけ誤魔化すようにセッティング。
 1424時、上りの仙台行きの電車が松山町を出てすぐ、3077レの接近を告げる踏切の警報が鳴りだす。ドキドキしながら待ち構えると、土崎赤の106が現れ、すぐ後ろに鮮やかなブルーのU47Aが載ったコキ104が現れた。



 コキ104、106が8両(4085レより継送)に同50000が5両の13両編成。どのクルマも程よく載っててアガリが良ければいい作品が期待できる。ただ、電子化する時は麦の穂の色だけ気をつけなくては、ビールのCMの見すぎで黄色とか金色をイメージしがちだが、実際は何てことはない緑色、麦芽飲料「miro」の蓋の色そのものだ。水稲しか知らない人間には麦の穂のはまず解らないから、正直裏切られて(´・ω・`)としたけど、現実なんてそんなもんだ
 655レ通過直前に、畑の地主の人がバイクで見回りにきたが、実り具合を見にきたのだろう。7月最初の撮影の頃にはすっかり刈り取られ、畑は更地に変わっていた。その年はそこで終わった麦畑とのコラボだったが、2年後の2008年に再び実現することになる。・・・この時は3077レは廃止されていたので、上りの2082レ(not上越線)をオカズに麦畑を入れながら1028や1039が牽く同レを撮ったが、下り方はというと手前方に雑草が蔓延っていて絵にならず、1653レと組み合わせることも考えたものの、酷すぎてシャッターが切れなかった。

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