前原大臣が昨日八ツ場ダムを視察ということで、テレビ・新聞等で大きく報道されました。この視察にあたっては、地元の方、町・県・国等の関係の方が、当日だけでなく事前の準備等で、この連休は吹っ飛んだんでしょうね。「国家の重要案件」ということで本人はやむを得ないところでしょうけれど、家族との旅行などの計画もあったでしょうから、ご家族の方の気持ちを考えると、ちょっと切ない気がします。
さて「建設中止」自体ですが、大臣就任時の会見で「マニフェストに書いたから中止です」という言葉を、50数年の重みを考慮せず、とっても軽くコメントされたのが気になっていましたが、昨日は一生懸命謝罪や説明をされて、ようやく地元の方々との議論の場の入口の手前に立った感じかなと思いました。
ただ、単に「中止」という考えを示すのでは議論にならないと思います。中止によって地元のみなさんが受けるマイナスを如何にプラスに転じていくかの具体的な案をあわせて提案したならば、はじめて議論の場に入ることができるのだと考えます。
建設中止にしても、建設続行にしても、たくさんの問題があるわけですが、どちらかに決めてかかるのではなく、関係者には真摯な議論をお願いしたいところです。地元の皆さんが一番困るのは、どちらにも決めかねてこれから5年も10年も宙ぶらりんな状態に放置することだと思っています。
それにしても本件に限らず、完成までに非常に長期間を要するようなプロジェクトについては、政権が変わることによるリスクを軽減するようなシステムが必要なのではと思います。例えば、
・しかるべき段階(八ツ場のケースはさておき)であれば、政権が変わったとしても「国としての約束」として実施する
・その手前のいくつかのステップにおいて、その先の段階に進めるかどうかを判断する手順をつくる(政権が変わる・変わらないにかかわらず、その手順により中止する場合もある)
・中止した場合の負担金や関連事業(道路の付け替え、街づくり等)の処理方針(本体が中止になっても引き続き実施する事業、負担金の返金等)
などをルール化しておくことが必要なのではと思います。
ところで、ニュースを見ていると「じゃあ、実際、そのダムは必要なのか、不要なのか」というところがあまりつっこんで報道されていないような気がします。50数年の間に東京への人口・機能の集積が急速に進み、万一水害が発生した際のリスクが高まっていると思うのですが、そのための対策として必要なのか不要なのか、是非専門家の考えを聞きたいところです。
さて「建設中止」自体ですが、大臣就任時の会見で「マニフェストに書いたから中止です」という言葉を、50数年の重みを考慮せず、とっても軽くコメントされたのが気になっていましたが、昨日は一生懸命謝罪や説明をされて、ようやく地元の方々との議論の場の入口の手前に立った感じかなと思いました。
ただ、単に「中止」という考えを示すのでは議論にならないと思います。中止によって地元のみなさんが受けるマイナスを如何にプラスに転じていくかの具体的な案をあわせて提案したならば、はじめて議論の場に入ることができるのだと考えます。
建設中止にしても、建設続行にしても、たくさんの問題があるわけですが、どちらかに決めてかかるのではなく、関係者には真摯な議論をお願いしたいところです。地元の皆さんが一番困るのは、どちらにも決めかねてこれから5年も10年も宙ぶらりんな状態に放置することだと思っています。
それにしても本件に限らず、完成までに非常に長期間を要するようなプロジェクトについては、政権が変わることによるリスクを軽減するようなシステムが必要なのではと思います。例えば、
・しかるべき段階(八ツ場のケースはさておき)であれば、政権が変わったとしても「国としての約束」として実施する
・その手前のいくつかのステップにおいて、その先の段階に進めるかどうかを判断する手順をつくる(政権が変わる・変わらないにかかわらず、その手順により中止する場合もある)
・中止した場合の負担金や関連事業(道路の付け替え、街づくり等)の処理方針(本体が中止になっても引き続き実施する事業、負担金の返金等)
などをルール化しておくことが必要なのではと思います。
ところで、ニュースを見ていると「じゃあ、実際、そのダムは必要なのか、不要なのか」というところがあまりつっこんで報道されていないような気がします。50数年の間に東京への人口・機能の集積が急速に進み、万一水害が発生した際のリスクが高まっていると思うのですが、そのための対策として必要なのか不要なのか、是非専門家の考えを聞きたいところです。
>「じゃあ、実際、そのダムは必要なのか、不要なのか」というところがあまりつっこんで報道されていないような気がします
それは、感じます
ダムに関係の無い地域に住んでいるので、余計に
50年もほったらかしていたから
無くてもいいんじゃないの?と、思いますし
逆に、50年もの間ダム工事にかかわる
甘い汁を吸ってきたのが無くなるのが困るというのが本音じゃないの?と、考えてしまいます
やはり、無駄をなくすのが民主党の考えなら
思い切って中止にして欲しいとは思います
ダムは、
・メリットを受ける人(この場合東京周辺)と犠牲になる人(ダム建設予定地)が遠く離れていること
・道路や建物のように基本的に施設を建設する土地及びその周辺に影響が限定される施設と違い、広範な地域が移転等の影響を受けること
などから、地元との交渉を慎重に進める必要があるのではと思いますので、さすがに50年は長いですが、ある程度の年数は必要なのかもしれません(他の原因もいろいろあってこれだけの年数がかかったのだと思いますが)
また、ダムが必要とされた背景に私たち都会の住民が、水をまさに「湯水のように」使ってきたということがあるのではとも考えています。
ダムについて考えるとともに、私たちの水に関する暮らし方(雨水の利用、節水)も考えていく必要があるのではと思っています。
テレビで政治家の話を聴いていると
どうも庶民の感覚とずれ、私たちが聞きたい話が聞けないんですよね。
私たちの生活にとってどうでもいいような、議員の過去の仕事のことについて、面白おかしく取り上げている場合じゃないと思うのですが。
目の前に起こっていることだけの報道。
そして、どのチャンネルも同じ報道。
そこに、「意思」を伝えるものはありません。
としとしさんのように、報道で流れてこない所に視線を向けるのが大切だと思います。
そんなところをつついているうちに、大事なことがいつのまにか決まってしまっているような...そんなことにならないように、一人ひとりが考えていかなくてはと思います。