エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

大阪には森がない

2007年02月20日 09時45分04秒 | エ・ビ・スの森
日本の国土の67%は森林です。
世界2位の森林大国。
いつも二酸化炭素の吸収に役立ってくれています。
しかし、くれげれもこれだけ森があれば大丈夫とは考えないように。
京都議定書のマイナス6%のなかの
3.9%を森林の吸収で賄わなければなりません。
その量は1300万炭素トン。
なんだか想像もつかないのですが、
吸収量確保に向けて、森林整備、木材の利用など
強力な推進が望まれます。

しかし、残念なお知らせです。
大阪には森が少ない。
大阪府の森林率は31%。
日本一森林の少ない都道府県なのです。
少ない順に並べると

大阪府 31%(人工林48%)
茨城県 31%(人工林61%)
埼玉県 32%(人工林49%)
千葉県 32%(人工林39%)
東京都 36%(人工林44%)

地図で見ると茨城県とか埼玉県とかは
けっこう山があるけどなぁ。
それでも関東圏は人口密度が高いからわかる。
大阪が最低なのはちょっと哀しい・・・

ちなみに人工林が日本一多いのは、
佐賀県 45%(人工林66%)
一番少ないのは
沖縄県 46%(人工林12%)
でした。

比率はともかく、面積はどうか?
大阪府 58,000ha
東京都 79,000ha
神奈川県 95,000ha
あぁ、やっぱり日本一少ない。

大阪はもともと海の中にあった都市。
琵琶湖からの川の流れでできました。
森がないのはしかたがない。
そのかわり、水の都だったんだけど
今は都というほどの水もない・・・
それでも「明治の森箕面国定公園」
「金剛生駒国定公園」とか残すべき森はあるんだけど。

せめて都市緑化でもして二酸化炭素を吸収しないと。
林野庁ホームページ


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