エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

一車両全部の額面広告が松下「エコアイディア」だった。

2008年04月23日 13時27分07秒 | エコ・ビズ・ウォッチング
JRの東西線を利用して出勤しているのだが、その東西線のドア横額面広告が
一両全てが松下グループの「エコアイディア」の広告だと言うことを発見した。
どこまでの出稿量かは解らないが、JR西日本管内だけでも一車両一枚のセットで、
普通、快速全車に掲載するとしても約350万円以上かかる。
それが一車両7~8枚程度とすれば・・・
まあ松下の年間広告予算からすれば大した額では無いのだろうが、
やっぱり金のある企業は違うなあ。

それはさておき、その松下の「エコアイディア」だが、
松下グループが2007年10月に、「地球環境との共存」を加速するために
発表した戦略で省エネルギー性能を持つ家電製品を広く普及することで、
家庭のエネルギー消費を抑え、CO2削減につなげる「商品のエコアイディア」
商品企画から製造、販売、サービスにいたる「モノづくりプロセス」全体で
生産性を向上することにより、CO2排出量の総量削減に取り組む
「ものづくりのエコアイディア」従業員とその家族を対象に、環境に配慮した
ライフスタイルに変えていこうという地球を愛する市民活動を展開する
「ひろげるエコアイディア」の3つから構成されている。

その話をしていると、エ・ビ・スの片割れが、「エコアイディア」の
キャンペーンに遭遇し、小冊子を入手していた。



その小冊子には、「お花のタネ付きカード」が添付されていて、それを土に
差し込めば発芽するというものだ。


(部分拡大写真)

この花のタネキャンペーンは「グリーンサンタ基金」に賛同している。



グリーンサンタ基金は、2002年にデンマークの環境親善大使である
「グリーンサンタ」を主人公にして彼の日本各地への訪問などを通じて、
スカンジナビア政府観光局グリーンサンタプロジェクトが行った
環境先進国デンマークのプロモーションプロジェクトを経て、
2006年より新たに「グリーンサンタ基金」を立ち上がったものだ。
4年間の活動により協賛金やライセンス収入も確保できるようになったため、
それをさらに推し進めるようと、その収益に趣旨に賛同した企業からの寄付、
一般市民会員からの会費収入を加え、その収益全額を
新たな社会貢献事業として展開するために設立されたものだ。

その事業は
1.子どもたちへの国産材製品のプレゼント事業
2.グリーンサンタの森づくり事業
3.子どもたちへの自然教育事業
4.活動支援会員に向けての事業(植林、育林、間伐、間伐材利用技能者育成など)
の4つからなっている。

松下の参加はこうした自然を守り環境保全をうたうグリーンサンタ基金に
参加することは、自社のエコ戦略と合致し、企業イメージアップが期待される
という判断もその要因の一つだろう。

グリーンサンタ基金にしても大企業からの潤沢な協賛金が入るというのは、
願っても無いことで、双方共にメリットがあると言うことだろうな。

ところで、松下には会社とは別に労働組合連合会が、
「松下グリーンボランティア倶楽部」森林緑の保全、環境市民活動などを
展開しており、専従者の給与は労働組合と会社が折半しているという。

日本の企業における環境活動では、頑張っている企業と言えるだろう。

余談だが、グリーンサンタは昨年3度来日して、各地で活動したが、
今年の来日は未決定だ。

彼が近くにやってきたら、一回見に行ってもいいかな。


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by エ・ビ・ス














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