エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

エネルギー問題は地方がイニシアチブを取るのがいいだろう

2008年04月01日 12時31分25秒 | エネルギーがいる
悲しいかな、エネルギーを大量に消費する都市部に、
エネルギーの供給源となる発電所がありません。
関西なら敦賀、関東なら福島とか新潟。
矛盾があるんですよね。
自然エネルギーに関しても、
地方のほうがエネルギーが豊富。
都市部は使うだけ・・・

デンマークのロラン島の記事を読んでいたんです。
環境先進国デンマークの人口68,000人の島。
島のそばのロドサン沖には、
世界最大の海上風力発電パークがあって、
72基の風車が廻っています。
電力供給率は150%。
風車の電気は余っています。

前にレポートした岩手県葛巻町みたいな感じ。
規模は全然違いますけどね。

余った電力はどうするか?
せっかくできた自然エネルギー。
有効に使わないと。
で、立ち上がったのが「水素コミュニティ」
使っていない電気で水を分解して、水素を取り出します。
その水素を家庭用の燃料電池に蓄えます。
風 → 電気 → 水素 → 熱や電気
というエネルギーの流れですね。

葛巻町でもそうでしたが、
ロラン島では、木質バイオマスプラントとか、
バイオガス施設とか、波力発電の試験プラントとか、
自然エネルギーの宝庫になっています。

今までは田舎に行くと、
「すみませんねぇ。何もなくて・・・」
と、地元の山菜とか美味しい漬物を出してくれるのが普通ですが、
これからは、
「すみませんねぇ。エネルギーしかなくて・・・」
と、充電してくれたり、
水素やバイオガスをくれたりするような時代になるんですかねぇ。


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