エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

立松和平講演会「自然との共生」を聞きました。

2007年02月23日 22時28分04秒 | エ・ビ・ス見聞録
このところ、結構固い話や報告会が多かったので、
たまにはこういう柔らかいめの話もいいかと思って参加しました。
立松和平さんは独特のゆっくりした優しい語り口、
NHKとかドキュメンタリーが多いので、
年配の参加者が多かったです。
主催していたのは、大阪労働者福祉協議会、大阪労働協会、
大阪市地域労働者福祉協議会。
環境とは違う話になるのか?

立松和平氏は作家ではありますが、
NPOふるさと回帰支援センターの理事長もされています。
というよりもレポーターか旅行家というイメージのほうが強い気がする。
今日もミクロネシアからグァムを経由して成田に着いたばっかり。
新幹線でさっき大阪に到着されたとか。
行動範囲が広くていいですよね。

話はミクロネシアのポンペイ島のナンマドールの遺跡から。
6世紀から1000年かけてつくられた
不思議な海上都市遺跡。
ミクロネシアの人々は太平洋の島々を
船で渡り歩いていたわけで、
その船の航海の安全を祈る神殿ではなかったかという説もあるそうです。
ミクロネシアの小さな島は、海抜3メートルというところもあるそうで、
温暖化による海面上昇で確実に沈む運命にあるのです。

太平洋の常夏の島の次のお話は、
南極大陸の氷の話。
以前レポートしたように、今年は日本の南極観測50周年。
それにあわせるように1月に南極にいかれたそうで、
これまたうらやましい話です。
南極は氷の大陸です。氷の厚さは4000メートル。
日本の観測隊は3300メートルまで氷を掘ったそうで、
取り出した氷で地球の環境の歴史がわかります。
地球は10万年ごとに氷河期と間氷期を繰り返していて
あと4000年もすると氷河期が巡ってくることがわかっています。
それを100年で地球の温度を急激にあげちゃったら
どうなるのでしょう?

立松さんくらい世界をまわっておられると、
「地球にやさしく」という言い方に違和感があるそうで、
人間が地球になにかを出来るような存在とは思えないといいます。
人間がどんなことをしようと、
地球だけは残る。
地球自身はあるがまま。
人間は人間自身にやさしくしないと
地球で暮らせなくなってしまうと言われていました。


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