エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

森の木は切らないといけません。

2007年02月23日 09時35分01秒 | エ・ビ・スの森
大気中の二酸化炭素を吸収してくれるのは、
森と海です。
一年間の人が出す二酸化炭素の量は63億トン。
そのうち自然が吸収してくれる量は31億トン。
どう考えても二酸化炭素が多すぎる。
減らさなければならないのは、当然なのですが、
森も海も吸収効率が悪くなっています。
えらいこっちゃ。

海は大気の二酸化炭素を30%吸収してくれます。
海面の温度が低いほど二酸化炭素の溶解度が低くなります。
植物プランクトンも光合成で吸収してくれる。
ところが地球が温暖化している現状では、
海水の温度も上がってくるので
吸収率がどんどん悪くなり、
逆に放出もしてしまいます。

となると、森林に頑張ってもらって、
気温の上昇を抑えないと海が働けない!!

でもね、森も呼吸する。
昼は吸収してくれますが、夜は放出する。
夏は吸収してくれますが、冬の落ち葉は放出する。
吸収量は樹木の種類によっても違いますが、
吸収量の多い樹齢は11年~20年の若い樹が最も多い。
樹齢が経ってくるほど、吸収と放出の量が同じになってきます。
もっとも吸収量の多いスギの樹は、
樹齢40年を過ぎると吸収量が減り始めます。

ということは、
育った樹木をどんどん切って、若い樹を育てなければなりません。
自然のままにしておくことは、マイナスになってしまう。
間伐も積極的に行わないと、下層植物が生えない。

森は、樹木の畑のようなもの。
植えた順番に手入れをして、時期が来たら収穫する。
収穫した量をまた植える。
手入れをしないと森は機能しないのです。


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