エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

12年ぶりの再訪・・・ピセナイ山(1028m)

2020年06月12日 | 山紀行 (日高山系)
水曜休日限定の山友と初のコラボ・・・
日高 ピセナイ山(1028m)
■ 山 行 日    2020年6月10日(水)  日帰り
■ コ ー ス    静内ダムコース
■ メ ン バ ー     きんちゃん、りょうまさん、エバ
■ 登 山 形 態     林道&登山道 (登山靴)
■ 地 形 図    1/25000地形図「農屋」「ペラリ山」「セダウシ山」「美河」
■ 三角点・点名   二等三角点 点名「比瀬内山 ピセナイヤマ」
■ コースタイム   登り 3時間50分  下り 2時間00分
<登り>
07:08       東の沢左岸林道ゲート出発
07:30       林道崩壊地トラバース
07:35       林道二股(右股へ) ピセナイ林道ゲート
08:45~55    登山口休憩 (ここまで林道約5.4㎞)
09:22~25    C631 二合目(展望台)
10:00       五合目
10:10~18    C864 六合目
10;45       頂上肩
10:58       ピセナイ山(1028m)

<下り>
11:22       下山開始
11:45~50    C864 六合目
12:10       C631 二合目
12:25       登山口 ランチタイム
13:00       ランチタイム終了
14:22       林道ゲート P帯



12年前に使用した地形図とルートは今も変わらない・・・

★ 待ちわびたコラボ山行・・・
登山地図アプリYAMAPの利用者をヤマッパーと呼んでいる。私も2年ほど前から利用し
始めて今はヤマレコより利用頻度は高い。ヤマッパー同士でフォローし合ったり投稿記
事に「いいね」やコメントも書ける。会った事も無いヤマッパー同士でも意外と通じる
ものはあり山友へ発展する事も少なく無いようだ。すでに私自身もそうした繋がりで冬
山も含めて同行する事もあり、個人情報の交換をした山友は多い。

きんちゃんとりょうまさんもヤマッパーであり、これまで互いの投稿に対して「いいね」
のやり取りは常だった。これ以外でも先ずきんちゃんとは妻チーヤンの友達がきんちゃ
んと同じ職場である事を知り、グッと身近になり会うところまで発展した。
きんちゃんとりょうまさんは山友同士、いつも二人で出掛けているらしい・・。
そんな繋がりもあってりょうまさんとは偶然、馬追丘陵で出会い声を掛けられたのが初
対面だった。

ブログで顔出ししているエバ夫婦だから、時々山で声を掛けられるのは嬉しいものだ。
りょうまさんは自営業、水曜日しか休みが取れずも毎週のように山に出掛けていていつ
か一緒にと互いに願ったいたところだった。

今回たまたま私が水曜日に休みだったので、二人に連絡すると山の計画があり便乗する
事となり、初のコラボ山行が実現した。



今はここが実質の登山口、ここから5.4㎞の林道歩きが待っている。ゲート手前に数台駐車可能なスペースがある



★ 12年ぶりの再訪・・・
私自身は、12年ぶりの再訪だが当時もここが出発点だった。
ただこの先にある林道崩壊や倒木などは無くチャリンコで 5㎞の林道を走っての登山口だ
った。今回は最初から歩きのアルバイト・・・。でも、オヤジ3人衆の会話も楽しいもの
で5.4㎞、約1時間37分の林道歩きは短く感じたほどだった。



東の沢左岸林道を歩き始める・・・


出発ゲートから約20分歩いた地点に林道の崩壊地があった


踏み跡を頼りに崩壊地をトラバースして再び林道に降りた・・

★ オヤジの会話・・・
最初、林道脇に群生するほど咲いていた花を「サクラソウ」だと思い込んでいたが、帰宅
後に「クリンソウ」と判明する。

東の沢左岸林道ゲートから約1.6㎞、林道二股があり右の「ピセナイ林道」がルートと
なる。ここまで約30分ほどだった。
オヤジの会話は、互いの位置を前後しながら弾んでいたが3人横並びで歩けず会話はどち
らかの二人が限定だったと思い出す・・。どんな会話をしたのか下山したら忘れていたが
交互に知りたい事を話していた気がする。



林道二股の右股へ「ピセナイ林道」を約4㎞歩いてようやく登山口だ。

★ 林道の花々・・・


ほぼ5㎞の林道にずっと咲いていた「クリンソウ」をサクラソウと呼んでいた・・


眩く濃厚なムラサキ色、元気でとてもキレイだった・・




「イワニガナ」・・5月の花のようであったのも少ない


胃の薬にもなる薬草でもあり、別名「地縛(ジシバク)」とも言われ根は地面を縛るように広がる


<右の沢はピセナイ沢川、林道はこの先右岸から左岸に変わる・・


左岸道になって増々クリンソウの群生が多くなった・・・


「コンロウソウ」


苔生した癒しの支沢・・・


これを機に倒木は3ヶ所あった・・・


登山口へ林道分岐点にあった看板


一つ目の登山口、この先にもう一つの登山口あり・・

★ ようやく登山口・・・
8:45 ようやく登山口に着いた。
出発してから1時間37分、約5.4㎞の林道歩きもコミュニケーションを取りながら
楽しい時間だった。そして本当のスタートだ。12年前の記憶はほとんど失いつつ地形
図はいきなりの急登から始まるようだ。それでも頂上まで2時間ほどで着けると思えば、
急登も何のそのだし、待ちわびた仲間と登る山行は苦にならなかった・・。



本来の登山口まで林道歩きは1時間37分だった 


「オオサクラソウ」登山口を境目にクリンソウは無くなりオオサクラソウに変わった


「ズダヤクシュ」ピンボケ


登山口からいきなりの急登を登る・・・


一合目からすべて標識があった・・・


「ヤマツツジ」




痩せ尾根の樹林道を登る・・・


「バイケイソウ」


五合目

★ 誰が付けたか前ピセナイ山(6合目)・・・
先頭を歩くのは、ほとんどきんちゃんだった・・。
急登をヒィーヒィー言いながら吹き出る汗を拭い休み休み登ってくれた。りょうまさん
とは全くの初山行だが、きんちゃんとも夏山は始めてだった。初の三人コラボ山行で私
が長老だから気を使ってくれた?と嬉しいスピードに感謝だった。

登り始めから沿道に咲く花に変化があった。
それは、林道に咲いていたクリンソウが全く無くそれに代わるようにオオサクラソウが
出現したのだ。同じように見えても少し違う花に癒されながら、急登も気にせず楽しか
った。

合目標識は12年前と変わらない。その分古くなり腐れているものもあった。
標識を結んでいたロープが木に食い込みその年月を感じる場面もあった。
6合目、地形図上の864m標高点に着く。YAMAPではここを前ピセナイ山と認定し、
一座とカウントするランドマークとしているようだが、少し違うような気がしたのは三
人共通の認識だった。

6合目は、ルート上の稜線にあり「山」と呼ぶには無理があるし、ここを前ピセナイ山
とした時、ここだけを目標に登る登山者はいないと思う。ピセナイ山に登る通過点に過
ぎない場所に新たに名を付けるヤマッパーは考えものだ・・。
とは言え、 YAMAPアプリのマイページには「前ピセナイ山」が登頂の一座とカウント
されてしまうので仕方がない。



標高864mの六合目 YAMAPでは前ピセナイ山の名が付けられていた・・


いよいよピセナイ山へ


「ニシキゴロモ」


九合目標識とピセナイ山


頂上までもう一息だ・・・

★ ダニの頂上から退散・・・
10:58 ピセナイ山に到着・・・
頂上広場は、円形で360度の眺望なのだが、残念ながらガスで遠望は利かず日高山脈の
展望台はお休みだった。その代わりではないだろうが、低い笹にはダニが多く、立ってい
るだけではっきりと分かるダニがズボンにまとい付き、展望どころの話ではなかった。

本来ならゆっくりとランチでもと思った頂上だったのに、眺望もランチもお預けとは・・。
ランチは登山口の広場に変更して下山を開始した。それでも滞在は25分ほど居たので早
々の退散でなかったのが不思議だ?・・・・。

小走りの下山は早く1時間足らずで登山口に着いてしまったが、途中登山道脇でシマリス
と出会い暫し和みの時間もあった。



12年ぶりのピセナイ山(1028m)頂上 全員で・・・


頂上広場は12年前と変わらないがダニが飛び交う!


頂上登り口(静内市街)方向を望む


下りのコル付近にて


最後のご褒美? シマリスがお出迎え・・・

★ 第2弾も約束して・・・
登山口でのランチは、各々カップめんを食しながらダニの心配も無く無事終了。
再び5㎞強の林道を歩き登山口ゲートのある駐車場に戻った。

いつもなら近くの温泉で汗を流し、時間帯によっては夕食も食べて・・・なのだが、
コロナ禍の影響でまっすぐ帰宅の選択肢だった。
ハイエースを使わない久しぶりの他車便乗の山行にすっかり楽をさせていただいた
コラボ山行だったが、癖になるほど楽しかった・・・。

次の第2弾コラボも約束して自宅まで送っていただき山行を終えた・・・。

お疲れ様でした。<



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