エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

趣味が高じて林業まがい・・・

2021年05月16日 | 定年後の生活
趣味が高じて林業まがい
【5月15日(土)】
4月から正式に入会していたのは、NPO法人「苫東環境コモンズ」。
苫東の広大な勇払原野に広がる雑木林を保護・保育・育林しながら地元住民が気軽に利用
出来る林に利活用していく団体だ。密集した雑木林の間伐を行い、樹間の草刈りをし、薪
を作って活動の協力金に換えている。そんな団体の存在を知ったのも偶然だったが、活動の
拠点が地元安平町にある事が大きかった。

メンバーの多くは、自宅や店舗で薪ストーブを使用している方が多く、苫小牧、恵庭、札幌、
江別と近郊の町から集まって活動に参加している。間伐で出た材木の多くはコナラで高級な
薪材になる。本来の目的とは別に活動をする事で自分たちが作った薪の一部を持ち帰る事が
出来るシステムになっているので、一石二鳥な訳だ。

今の作業は、冬場に間伐した木を玉切りにし、一ヶ所に集めて薪にして積み上げる作業を繰
り返している。毎週1回の活動だが、膨大な量の丸太を薪にするのはエンドレスな作業だ。

しかし、今は楽しい。
チェンソーと斧を持って活動の場に行く事が楽しいし、自然の中で林を見つめる新たな感覚を
知り、新しい仲間と出会い、旬の山菜が採れ川エビも捕る多彩なNPOは、自遊人になった
私にとって新たな楽しみになっている。今日も午後からは川エビを獲りに某川へ行くと、予め
仕掛けていた専用の網をあげる。すると大量にエビが入っていた。

そしてまた、活動する林に旬の「すどき」が出始めたと言うので、山菜に興味のあるメンバー
は作業の手を休めて林に入る。ほんの少しの時間で袋一杯に採れて楽しかった。

川エビは、帰宅後すぐに素揚げして塩を振って食べた。ビールのお供にピッタリで美味しい。
休肝日だったが、ついビールに手が伸びる旨いつまみだった。



某川に仕掛けた網籠を上げると大量のエビが掛かっていた。


希望者と分け合って「素揚げ」すると美味でありビールが旨い!

★ ジッと出来ない性格・・・
登山を始めて丁度30年になった。遅咲きも濃厚にのめり込み「登山」の中にある主なジャンル
に挑戦して来た。それは、妻も同じで後に登山が私たちのライフワークと豪語し、ついては夫婦
で北海道の1000m超峰全山を制覇しようと志は高かった。一応進行形の挑戦だが、一座を制
する気合と行動のバランスはかなり鈍くなっている今日この頃だ。

登山とは別にこれまでに関わって来たのが、ボランティア活動。
夕張岳の自然保護活動を目的とした「ユウパリコザクラの会」を始め、札幌近郊の登山道整備を
目的とした「札幌登山道整備隊」(すでに退会)、胆振東部地震で出来た「災害ボランティア」、
そして苫東勇払原野の雑木林利活用を目的としたNPO「苫東環境コモンズ」などだ。
いずれにしても「山だけ登っていれば満足」ではなかったんだろう・・・。いつもどこかの団体
に属していないと気が済まない性格なのかも知れない(笑)

掲載している写真とはまったく別の話題になってしまったが、定年後の生活をその都度振り返る
中で、好きなことを出来ている幸福感に感謝しているところだ。



「すどき」のおひたし・・始めて採った山菜に感動の美味


「すどき」の酢味噌和え・・これもまた素材が映える料理で旨い


「タラの芽」の天ぷら・・・シーズン2回目の旬な山菜


「すどき」の天ぷら・・・塩をまぶしてガブリ❣

★ チェンソーと刈払機・・・
この話をするとまた長くなりそうだが、私の新しく加わった趣味である。
事の初めは、山友の薪づくりに参加した事がキッカケ。その時私は雑用しか出来なかったが、
参加した山友たちがチェンソーを巧みに扱い大木を伐倒する姿に衝撃を受けた。

チェンソーを扱う現場を見る事も始めてだったが、倒した木を更に玉切りする作業にも感動を
覚えた。
「自分もやってみたい、覚えたい」が行動に出てしまった。
刈払機も同じように、山友から頂いた刈払機を自宅の周りで使っている内にもっとその使い方
を知りたくなった。
色々調べて行くと、チェンソーも刈払機も講習会があり「作業免許」を取得する事も出来ると
知る。

増々、そこにのめり込む性格・・・詳しくは後ほど。




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