エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

マイナー於兎牛山(392m)の出逢い

2020年11月23日 | 山紀行 (増毛・夕張・芦別)
8年前の今日だった・・於兎牛山 (オソウシヤマ) (392.6m)
二度目の再訪は夫婦で、林道歩き約5㎞、ビックリな出逢いも

■ 山 行 日      2020年11月23日(祝月)   日帰り
■ ル ー ト      クオーベツ林道~川端林道~於兎牛山南東尾根
■ メ ン バ ー      夫婦登山 №36
■ 登 山 形 態      林道歩き&軽い笹薮 (ピン長靴)
■ 地 形 図     1/25000地形図  「川端」
■ 三角点・点名    三等三角点 点名「於荘志山 オソウシヤマ」
■ コースタイム    登り 1時間25分    下り 1時間00分
<登り>
10:20         自宅
10:40         クオーベツ林道ゲート前P
10:45         登山開始
11:00         川端林道出合
11:15         分岐ゲート出合
12:00         南東尾根取付き
12:10         於兎牛山頂上

<下り>
12:25         下山開始
12:50         ショートカット分岐
13:00         クオーベツ林道出合
13:25         登山口ゲート(駐車地)




★ 8年前の今日・・・
8年前の今日、つまり2012年11月23日の事。単独で登った山を思い出す。
未踏1000m超峰へ臨むにはどこも中途半端な11月と言う季節なので、ここは「里山月間」と銘打って
自宅から近い山を探した時に見つけた山だった。8年前林道は解放されていて車での走行が可能だった。
地形図を読みながら車を走らせ気が付くと於兎牛山の頂上直下まで来てしまい「これはいかん」と思いつつ
歩くも15分で頂上に着いてしまった。その後、もう一つ予定していた「クオベツ山(506m)」があり行ける
ところまで車で走るつもりだったが、於兎牛山の頂上で天候が急変し吹雪になったので中止した。

そんな山を思い出し、もし再訪するなら車はゲート前に停めて歩こう・・と決めていたが、山行タイムが気
になってWeb上で最近の記録を調べてみるとAmigoの記録がヒットしてビックリした。なんと今年の6月に
クオベツ山~於兎牛山までトータル23㎞に及ぶ循環縦走をしていたのだ。登山口は別な場所だったがクオ
ベツ山までの林道が約10㎞ある事や片道3時間を要する事も分かり参考になった。しかし、日の短い11
月なら気合を入れて早朝の出発でないと両山を踏破出来ないと見て、於兎牛山オンリーで再訪をした次第だ。



クオーベツ林道ゲート(鎖ゲート)前に駐車して出発する


気温は0℃前後、昨夜降った雪がまだ笹に乗っかり寒々しかったが、立派な林道歩きだった・・


林道から遠望する於兎牛山が正面奥に見えた・・


クオーベツ林道から川端林道に入り少し歩くと再び二股がある。ゲートの先も川端林道本線だと読む

★ 発砲禁止でほッと・・・
奥深い林道歩き自体あまり好きではない私にとって一番怖いのが「熊」そしてハンターによる「誤射」である。
しかし、ゲート前に立てられていた「発砲禁止」の旗や狩猟期間が2021年1月~となっていたので、少な
くとも「誤射」は免れてホッとした。熊もまだ冬眠前かも知れないが、気配を感じたら引き返すつもりで林道
を歩いた。



自然が織りなすアート的な光景に感動・・・


小枝やツルに付いた雪が解けずにツリーアートのようでとても奇麗だったのでついパシリと1枚・・


たまには被写体・・・夫婦の林道歩き


少し早いクリスマスツリーの展示会場です・・・笑


林道の谷間から南側を展望する・・・


標高は350m程だが、林道自体に雪が残る寒さを証明している・・・頂上直下の林道


林道から頂上南東尾根のコルに登るところ・・鹿道を利用して登る


小さい南東尾根・・・わずかに踏み跡もある

★ 歩けば1時間半・・・
頂上手前の笹藪はほんの10分で歩いた林道は約5㎞だった・・・。
含めて1時間半なら手頃なピークハントだねと里山的印象が強くなったが、展望は今一つなのが残念だった。

頂上に着いて三脚をセットし写真を撮ろうか!というタイミングで突然人の気配・・!
互いにビックリしたかも知れないが、「こんにちはぁ~」と現れたのは単独の女性だった・・・
「えっ?」と思いながらもすぐに想像したのはゲート前に停めてあった車の事で、もしかしたらクオベツ山
に登ってからこの山に来た人?と、挨拶そこそこに聞いてしまった・・。
そのやり取りの中に彼女から「エバさんですか?」と呼ばれて「そうです・・」と応え親近感を持つ私だ。
こんなマイナー山で人に逢うとは想像もつかず互いにビックリしたのは当然だが、それだけに話が弾み短い
時間で色々聞いたり聞かれたりだった。



2020.11.23 於兎牛山の頂上にて・・・8年前と同じ格好で登って見た 笑
若いね・・

8年前(2012.11.23)の於兎牛山の頂上に立つ自分


三等三角点 点名「於荘志山 オソウシヤマ」だった・・・

★ Y女史、ブログ初出演・・・
いつかちゃんと紹介出来ると思うが、今回は事情があり顔出しNGだった・・・
ご本人の希望で呼び名は「Y女史」とさせて頂くが、彼女の周りには私の山友たちが多くいたから世間は狭い。

Y女史がこの山を選んだのも8年前のブログやAmigoの記録などを見て来たと言うが、一人登山が苦手な私には
山奥まで長い林道の一人歩きは出来ないと思っているので、彼女の強さや行動力には敬意を表するところである。
この出逢いを機にY女史のブログ登場場面が増えることを願い、私自身も力強い刺激を受けながらまた山に臨む
ことが出来れば、目標がより近くなるかなと期待の膨らむ出会いであったかも知れない。

彼女にそんなオーラを感じた一時だった・・・



最初は完全顔出しNGだったが、下山後に承諾を得て載せています・・・


南東尾根コルから林道に降りる鹿道を辿る・・・

★ ショートカットルート・・・
復路は、Y女史と一緒に降りたが途中の林道でふと立ち止まり、「この辺からショートカット出来る道がある
はず・・」とGPSを見ながら話してくれた。そのルートは、Amigo が辿ったログらしく良く見ると廃道化し
た作業道の痕跡が確認出来た。GPSの地形図からもし作業道が正解ならすぐ下にはクオーベツ林道があり、
かなりのショートカットとなるベストルートだった。彼女のログと記憶を信じて廃道化したショートカットル
ートを辿る事にした。すると藪はほとんどなく作業道も朽ちてはいるがはっきりと道は分かりどんどんクオー
ベツ林道に近づいていた。そして、ほんの10分足らずでポンと林道に出てしまった。およそ2㎞、30分の
短縮となり、Y女史と出会わなければ知る由もないルートだった。

ここから約25分で登山口に着き、Y女史とは一旦別れた。
頂上で写した写真の交換などをしたかったので電波の通る川端駅前の駐車帯で待ち合わせしラインで繋がる事
になった。


★ 余力の散歩・・・
時間はまだ14時前・・・
Y女史と別れて帰宅途中、「このまま安平山に行かない?」と言ったのは妻チーヤンである。やはりあの程度
の山行では物足りないのか、もう少し歩きたかったようである。登山口まで車で行く事を条件にズルだしOK
とし一緒に登る事にした・・。

登り10分、余力ある延長の登山道歩きもいつもの散歩コースになにも違和感は無い。
直登コースから登り、らくらくコースを降りて分岐に着くと・・・「アレッ!?」
ビックリなY女史との再会である。安平山の話はしていたが、私たちが登る事は話していなかったのに偶然が
重なった。「来た次いでだから・・・」と登山口まで来たら私の車が停まっていたので登る事にしたらしい。
彼女のGPSには安平山の登山道が表示されていなかったので、言葉で説明してあげると分かったようで直登
コースから登って縦走コースを降りたとラインで知らせてくれた。増々「縁」を感じた一瞬である。



余力で登った安平山(166m)頂上にて・・・


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あくまでY女史です・・ (エバ)
2020-11-24 23:19:33
まだ、アップもしていないのに・・
当てっこは無しでお願いしたい。
知る人は知っている彼女かも知れないが、
色々と事情があるのよ・・・
なので、コメントは保留にさせて頂きました。
Amigo、悪しからず・・・ゴメン
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自己レス (エバ)
2020-11-25 09:58:54
アップ途中のページにコメントをくれたAmigoは良い奴(年上ですが・・)だ!
ただ今回に限り、Y女史の個人情報は載せられない事情があったので、せっかくのコメンンだが保留にさせて頂いた。
ご理解を賜りたいと自己レスコメントを追加投稿する・・。
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素敵な出会いに感謝感激 (Y)
2020-11-26 22:42:10
エバさんへ、
於兎牛山、安平山での出会いにはビックリしました。特に、長い林道歩きに一人でさみしいな~と思い歩いていた所での、於兎牛山山頂でのエバさん夫婦との出会いは嬉しかったです。しかも、マイナーな山に偶然にも同じ日、同じ時間に山頂で出会えるなんて感動でした。
是非、またご一緒させてください。
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出逢いが大好き・・ (エバ)
2020-11-27 14:08:41
Y女史さん、コメントありがとうございます。

マイナーな一座を互いに選び、
Y女史さんは、早朝から独りクオベツ山を目指して長い林道を歩き、頂上を踏んだ。
そして再び長い林道を歩いて於兎牛山に向かった・・。
一方、まったくそれを知らないエバ夫婦が別な林道から於兎牛山に着いた時、偶然にもY女史さんがそこに来た・・。

奇跡に近い偶然の重なり・・・そして出逢い。

山登りをしていれば、無いことはない偶然ではあるが、ホントビックリでしたね。
これが最初で最後にならない事を願っています。その時こそ運命を感じるかも知れませんね。

そんな出逢いが大好きです・・・。
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よろしくお願いいたします (Y)
2020-11-27 17:24:44
エバさん、本当に奇跡的な出逢いでした。
この出逢いに感謝して、大事にしたいと思います。
なので、最初で最後にならないように・・・
是非、またよろしくお願いいたします。
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