エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

菅原靖彦氏著書 「ゆったりハイキング」

2019年10月01日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
菅原靖彦氏著書
札幌から日帰り
  「ゆったりハイキング」
 いわみざわ公園と利根別自然休養林
■ 山 行 日    2019年10月1日(火)  日帰り
■ ル ー ト    利根別原生林ウォーキングセンター~中央線~金志線周回コース
■ メ ン バ ー     夫婦登山 №30
■ 登 山 形 態     遊歩自然休養林道ハイキング
■ 地 形 図    1/25000地形図  「上志文」「岩見沢」
■ コースタイム   一周 約9㎞   3時間15分
<タイム>
12:20        ウォーキングセンター発
12:47        中央線遊歩道(№9)分岐
13:05        中央園地(№10)
13:12        中央線遊歩道(№13)分岐  
13:45~14:15  見晴らしが丘(萩の山スキー場頂上)

14:32        金志の三又路分岐
15:03        (№16)遊歩道分岐
15:10        展望園地(休憩園地)
15:25        (№7)分岐
15:32        (№3)分岐
15:35        ウォーキングセンター着




★ 金志線の復旧・・・
菅原氏著書内の説明でコース内の「金志線」が木道などの破損により通行禁止になって
るとあるが、この8/6~復旧を終えて通行可能になった事がウォーキングセンターの
係員から情報を得た。ただ、大正池周辺の遊歩道については、2010年の台風により
築堤が壊れて池の水が抜けたため現在復旧工事が行われ、令和4年度からの通行を予定
しているとも話してくれた。その他にもコース内での通行止めが何ヵ所かあり現地のウ
ォーキングマップで詳しいレクチャーを受けて出発する事が出来た。



遊歩道入れ口に建てられた利根別自然休養林の案内板


2019.4月に北海道新聞社から出版された著書

★ 里山も良いが・・・
このガイド本を手にして以来、日帰り出来る未知のハイキングコースにハマりつつある。
44コースが紹介されているが、旭川の「突哨山と男山自然公園」を皮切りに苫小牧市
の高丘森林公園、白老町のポロト自然休養林に続き今回は、岩見沢市の久根別自然休養
林を歩いて見る事にした。

マイナーな山ばかりを求めて他には目もくれない・・訳ではなかったが、灯台下暗しと
はこの事である。これまで時間が無い一日の過ごし方として近場の里山と称する場所に
何度も訪れていたが、始めて訪れる新鮮なハイキングコースを知り「里山も良いが」と
こうした山とは違う歩き方も気持ちが落ち着き癒されるなぁ~と「お気に入り」になり
そうだ。


★ いわみざわ公園の見晴台・・・
利根別自然休養林とセットで紹介されていたいわみざわ公園の自然散策路に一際は目立
つ、見晴台が見たくて車を走らせた。当初は「緑のセンター口」に車を停めて見晴台へ
と思ったが、何故か入口を間違えてグリーンランド入口から入ってしまい見晴台の標識
に沿って走るとスキー場頂上付近に見晴台専用の駐車場があり立派な木道の橋がスター
ト地点だった。見晴台まで僅か200mだった。



数台で満車になる駐車場だが、見晴台まで200mだった・・


見晴台に続く立派な木道橋があり驚く・・・


もっと驚いたのは、この建物・・・是非一度は見る価値があるだろう


スロープ状に作られたラセン道で4階が展望台、途中には休憩所も作られていた


見晴台から見下ろす岩見沢グリーンランドの観覧車


見晴台から望む「夕張岳」~「芦別岳」の展望


見晴台からすぐ下の「バラ園」や「パークゴルフ場」


見晴台頂上のベンチにて

★ バラ園まで・・・
本で写真を見た以上に立派な見晴台だった。こんな見事な芸術的と言っても過言ではな
い建造物がこんな近くにあったとは・・驚きを隠せない思いだ。もう今日はここだけ見
て満足だわと帰っても良かったくらいだが、せっかく足を運んで来たからせめて下のバ
ラ園まで散歩しない?と言う事になった。本題の久根別自然休養林は少し頭から離れか
けていたかも知れない。

見晴台から車に戻る木道の途中に「バラ園」に降りる遊歩道への分岐がありガイド本で
も確認した。距離は700mほどなので往復しても大した距離ではないと木洩れ日の遊
歩道を降りて見た。ドングリの実が沢山落ちていて足場に困る程だが、つい拾って見て
は見上げて木を確認したりする。ドングリは、かしわの木やコナラ、シイの木などにな
る実で23種類以上あると知り驚いた。

下りは10分ほどで公園側の入口に着いた。入口には見晴台への案内板は無く知る人ぞ
知る入口なのかも知れない。下りながら夫婦の会話で「冬のスキーに良さげだね・・」
と話していたが、ここは山スキーコースにもなっているようで冬が楽しみになった。

直ぐに戻るかな?と思ったが、バラ園を散策したいと言う相方チーヤンの希望に付き合
う事にした。花の時期は過ぎたものが多いが、きれいに整備された公園内には多くの来
園者がそれぞれに散策している光景がのんびりとした空間を感じのどかで落ち着いた雰
囲気で気持ち良かった。ぐるっと周り駐車場に戻った・・・。登りは15分程である。



見晴台からバラ園への遊歩道も整備されている・・・


バラ園内に置かれたチェアーに座って・・・


バラ園の象徴? 虹の女神「イリス」の像


バラ園内の小道にて・・・

★ 利根別自然休養林へ・・・
すっかり見晴台とバラ園で時間を費やしお昼になってしまった。
散策の出発点と考えていた利根別自然休養林入口にある「ウォーキングセンター」に
着いたのは12時過ぎ。立派なログハウスのセンターと整備が行き届いた公園を見渡
し自然休養林ってなんだ?なんでこんなにきれいなの?と疑問に思った次第だ。

<ネットで解決・マメ知識>
林野庁が国有林野の多目的利用の観点から、1968年(昭和43)に発足させた、
森林のレクリエーション機能を発揮させるための施設である。
2002年(平成14)現在、全国91か所が指定されている。(北海道では20か
所)。これら自然休養林の面積は、おのおの約500ヘクタールにわたり、地域内に
は車道、歩道、駐車場が完備している。
宿泊施設としてはホテル、旅館、ロッジ、山小屋、避難小屋があるほか、キャンプ場
スキー場、園地、運動場、釣り場、展望台などの休養施設、植物園、林間学校などの
教養施設、鳥獣保護施設もある。自然休養林内では森林保護の立場から、指定地以外
でのたき火や炊さん、野営、植物や土石の採取は厳しく禁じられている。



利根別原生林と大正池の入口にあるウォーキングセンター


立派なログハウス(センター)で中には休養林内にある植物や動物の展示が多くある

★ 少ない来園者・・・
ウォーキングセンターは10月末まで係員が常駐しているがその後はゲートが締められ
センターも施錠されると言う。ただ、休養林内は通年通行は可能と言う事であるが、訪
れる人は少ないらしい。広大な敷地に休養林はシーズン中は係員により整備され気持ち
良く散策出来るし、自然観察やキャンプその他のレクレーションには良い場所だなぁと
実感したが、何より利用が少ないと言うのが悩みのようだった。いくら国策で拓かれた
国有林内の休養林と言われても、もっと近隣の人たちに親しまれる施設作りやアピール
も必要なのかなと残念だった。ホントに良いところだと思う・・・のに。



遊歩道の各分岐にはこのような標識がありガイドマップと合わせると分かり易い


遊歩道(中央線)は広く車も通れる幅があり歩き易い


途中には風倒木も多かったが、きれいに処理されていて遊歩道には倒木が無い・・


気持ちの良い散歩だったのでツーショットシーンを撮って見た・・(中央線)


沿道に少しだけ残っていたトリカブト


地形図上の「見晴らしが丘」(萩の山スキー場)より少し北側の位置


標高152.3mの三角点 山名・点名不明・・見晴らしが丘の近く


見晴らしが丘の展望台


展望台(萩の山スキー場の頂上稜線上)にて


スキー場からの景色


展望台から望む萩の山スキー場リフト


遅いランチは、カップヌードル「味噌」


湯を沸かして食べるランチは珍しい・・・やっぱり美味しいわ!


紅葉しているのはほとんど木ウルシやツタウルシの葉


後半の遊歩道は、登山道らしく狭くなるも笹刈りされて歩き易かった


通行止めになっていた「金志線」の遊歩道も修復・整備され通行が出来る


金志線の小沢に架かる橋もすべて新しいかった・・・

★ ぐるっと9㎞・・・
今回歩いた利根別自然休養林の周回ルートは、今歩ける最長コースで約9㎞に及んだ。
ランチタイムに約30分の休憩はあったが、概ね3時間で回れて軽くひと汗掻けるリフ
レッシュコースと言える。時期によっては色々観察などもありもう少し時間を要するの
かも知れないが、ここも山に登る歩き方とは一味違う散策コースでこれからは紅葉も楽
しめそうである。

札幌からではないが、日帰り出来るゆったりハイキングコースこれからもちょこちょこ
行きたいと何気の夫婦会話だった・・・。



大掛かりな工事がされている「大正池」の現場・・・工期は令和4年3月までらしい。



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