2月の撤退、リトライで登頂へ・・・
先行者に背中を押されて・・・徳舜瞥山(1309m)
■ 山 行 日 2021年3月19日(金) 日帰り くもり時々晴れ 登山口1℃
■ ル ー ト 西尾根ルート(牧場ルート) 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №15
■ 登 山 形 態 山スキー&アイゼン
■ 地 形 図 1/25000地形図 「蟠渓」「徳舜瞥山」
■ 三角点・点名 三角点無し ホロホロ山は一等三角点 点名「徳心別山 トクシンベツヤマ」
■ コースタイム 登り 2時間47分 下り 55分
<登り>
08:25 登山口P帯
09:55~10:00 やぐら(C960付近)
10:15 C1050付近(前回の撤退地)
10;25 C1100付近 スキーデポ アイゼン装着
11:12 徳舜瞥山(1309m)頂上 (強風も天気回復)
<下り>
11:25 下山開始
11:45~55 スキーデポ地点 シール外す
12:00 C960付近 林道終点のやぐら
12:20 登山口P
★ 有意義な3日間に・・・
17日から2泊3日で道東遠征を予定していたが、アタック日を含めて予報は今一つだった。
以前と違って遠出の決め手は「天候」が第一で、次に自分の「意欲」である。その第一がダメなら
まったくテンションも上がらない。中止・延期?の判断は早く近場の山行に切り替える。
17日は、地元の「本安平奥(244m)」。山友Amigoの山行に触発されて、見知らぬ世界へ足を踏み
出した。
18日は、予期せぬお誘いに乗っかりHYMLの熟女たちとBCを楽しむ一日だった。
19日は、以前から計画していたリトライ山行。天気が良さそうな徳舜瞥山の登頂を目指す。
18日チーヤンは友人と一日ゆっくり遊べたみたいで、互いに有意義な3日間になったようだ。
青空が顔を出す登山日和と先行者がトレースを残して楽ちん登山になりそうである・・・
松や白樺の枝は樹氷に輝きとても神秘的だった・・・
★ 先行者の下山?・・・
登山口駐車帯には、先行者と思われる車が2台停めてあった。
トレースを見ると、スノーシュー3人分の足跡があり、しっかりと案内役を担ってくれている。
2月に使用したルートとは、少し違って牧場を抜けた後は植樹された松の間を潜り抜けるように歩
いていた。ルート的には最短となるようでありがたく利用させていただきながら、順調に歩を進め
た。西尾根ルートの約8割は林道歩きで樹林帯を出るとC1050付近で森林限界となる。
9時過ぎ林道の中間地点だろうか・・・一人下山してくる女性と出会う。
「もう登って来たんですか?」と挨拶の後に聞いて見た。すると「上は風が強く、頂上部がまった
く見えないので止めました・・」と言う。「あと二人に逢いませんでしたか?」という質問に、「
夫婦らしき方は、まだ登ってるようです」と聞き、別れた。彼女が取り止めた痕跡はその後、森林
限界付近まであったので、先月の私たちと同じようなところで判断したのだろうと分かった。
しかし、私たちがその場所に着いた頃天候は回復して、上空には青空も見えていたし、夫婦らしき
二人が登っている姿がはっきりと見えていた。
徳舜瞥山が見え始めた・・・
林道終点となる「やぐら」に到着。前回ここまで約2時間掛かったが、今回は1時間半だった。
林道から樹林帯に入る頃から青空が見え始める・・・
樹林帯がとても美しかった・・・
樹林帯を抜けると目の前に徳舜瞥山が鎮座する・・・
★ 天気と先行者に背中を押される・・・
途中ですれ違った彼女の言う通り、森林限界に来ると風は強かった。
頂上部を流れる雲も早くもっと強風なのは想像出来るところだ。前回と違うのは、山頂がしっかり
姿を現している事といま登っている二人が見えた事である。
中止は頭に無かったが、スキーで行けるところまでと再び登り始めたが、下部の取付きを少し登っ
たところで雪面はカリカリとなって来たので早めにスキーをデポしアイゼンを付ける事にした。
天気は更に良くなって日差しが眩しい程だった。先行している夫婦らしき二人ももう少しで登頂す
る頃である。雪面は硬くアイゼンの歯が小気味よく刺さり沈む事は無かった。冷たい強風は久々に
体験しているところだが、なんか楽しい。
きっと、先行者が居る事で安心感があったのかも知れない。チーヤンが後で言っていた。先行者が
居なければ、途中で止めていたかも知れないね・・・って。(私の性格を知り尽くしているわ・・)
先行者は、ピンテを付けながら登っていたようで、とても助けられた。
C1100付近でスキーをデポする事にした・・・
陽が当たった樹氷の若木白樺と南西に望むはオロフレ山・・・
下界見下ろす絶景、カリカリの雪面、光る太陽・・・
★ 先行者にお礼・・・
私たちが1200m付近まで登った頃、登頂した先行者の二人が下山を開始したところだった。
付けてくれたピンテが適度な間隔で付けられ、アイゼンのトレース痕も分かり難い場所では安心感
は大きかった。そして、更に登ったころ下山して来る二人と出会い先ずはトレースとピンテのお礼
を言って挨拶する。
「エバさんですか?」と声を掛けられ、以前もどこかで声を掛けられたことを思い出す・・。
「いつもブログは拝見しています」「口のケガは大丈夫ですか?」とまで心配し、マスクをしてい
ない私の口元を注視する。少し話をして、お二人は白老町在住のご夫婦でS山岳会に所属している
事を知り、同所属の友人の事も知っていた。そして、付けて来たピンテは付けたままにして欲しい
とお願いし、私が回収しながら下山する事に快諾してくれた。
お二人と別れた後、単独で登って来る男性を確認、スノーシューを履いてみるみる私たちに近づき
山頂直下で追い付かれた。
目の前に望む頂上・・・なんとか登頂出来そうだと実感する
★ リトライ成功!・・・
11:12 徳舜瞥山(1309m)登頂!
頂上では、追い付かれた男性と3人となったが色々お話した中で、羊蹄山の8の字縦走が印象的だ
った。51歳と聞いてバリバリのやり手、今が楽しい時期なのかなぁ~とふと昔の自分と重ねてし
まった。彼がスノーシューからアイゼンに変えている頃、私たちが先に下山する事にした。
頂上写真は、彼に撮って頂いたもので持ち歩いている三脚が不要だった・・。
13分ほどの滞在で下山開始。強風もやはり3月の風、耐えられない強さも寒さも和らいでいた。
2月のリトライは成功し、私は5回目、チーヤンは3回目の登頂となり楽しい山行になった。
西尾根ルート、今後は登頂しなくてもC1050まで登って来て下りのスキーを楽しむには最高の
コースかも知れない。
チーヤンは13年ぶり3回目、私は7年ぶり5回目の登頂だった。積雪期は、二人とも2回目の登頂も西尾根ルートは初。
頂上から東隣のホロホロ山(1322m)と双耳峰になる右側は1280m峰
ホロホロ山の北尾根と奥に支笏湖も見えていた・・・
頂上標識と奥にオロフレ山のコラボ風景・・・
頂上の白樺に付いた樹氷(エビの尻尾)を見るとここはまだまだ厳しい世界だ・・・
★ はやりスキーは最強・・・
スキーデポ地でアイゼンから山スキーに変えている頃、後続から下山して来た男性がスノーシュー
に変えて追い着き、追い越して行った。しかし、スキーは早い。樹林帯を抜け、やぐらを超えてか
ら林道もスイスイ自動運転を楽しむ。そして、単独の男性に追いつきサッと抜いてしまうし、30
分以上先に降りて行った先行の夫婦にも牧場の手前で追い着いてしまった。
登山口駐車場で帰宅の準備を終えた頃に先行の夫婦も下山し再び出会う。
何度もお礼と感謝の意を伝えながら歳の話になるとお二人は私たちより10歳も上で驚いた。
現役のお二人に力を頂き、励まされた気持ちだ。私たちの10年後も同じように夫婦で元気に登っ
ていられるよう日々精進しなければ・・・そう思いながらの帰宅だった。
頂上直下から見下ろすと高度感たっぷりだったが、写真ではあまり伝わらなかった・・・
逆に見上げると高度感と厳しさは少し伝わるだろうか?
今回のお気に入り写真。上に居る方は、単独の男性です・・・
ここからが早い・・・
すべて自動運転・・・デポ地から登山口までは25分で着いてしまった。
先行者に背中を押されて・・・徳舜瞥山(1309m)
■ 山 行 日 2021年3月19日(金) 日帰り くもり時々晴れ 登山口1℃
■ ル ー ト 西尾根ルート(牧場ルート) 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №15
■ 登 山 形 態 山スキー&アイゼン
■ 地 形 図 1/25000地形図 「蟠渓」「徳舜瞥山」
■ 三角点・点名 三角点無し ホロホロ山は一等三角点 点名「徳心別山 トクシンベツヤマ」
■ コースタイム 登り 2時間47分 下り 55分
<登り>
08:25 登山口P帯
09:55~10:00 やぐら(C960付近)
10:15 C1050付近(前回の撤退地)
10;25 C1100付近 スキーデポ アイゼン装着
11:12 徳舜瞥山(1309m)頂上 (強風も天気回復)
<下り>
11:25 下山開始
11:45~55 スキーデポ地点 シール外す
12:00 C960付近 林道終点のやぐら
12:20 登山口P
★ 有意義な3日間に・・・
17日から2泊3日で道東遠征を予定していたが、アタック日を含めて予報は今一つだった。
以前と違って遠出の決め手は「天候」が第一で、次に自分の「意欲」である。その第一がダメなら
まったくテンションも上がらない。中止・延期?の判断は早く近場の山行に切り替える。
17日は、地元の「本安平奥(244m)」。山友Amigoの山行に触発されて、見知らぬ世界へ足を踏み
出した。
18日は、予期せぬお誘いに乗っかりHYMLの熟女たちとBCを楽しむ一日だった。
19日は、以前から計画していたリトライ山行。天気が良さそうな徳舜瞥山の登頂を目指す。
18日チーヤンは友人と一日ゆっくり遊べたみたいで、互いに有意義な3日間になったようだ。
青空が顔を出す登山日和と先行者がトレースを残して楽ちん登山になりそうである・・・
松や白樺の枝は樹氷に輝きとても神秘的だった・・・
★ 先行者の下山?・・・
登山口駐車帯には、先行者と思われる車が2台停めてあった。
トレースを見ると、スノーシュー3人分の足跡があり、しっかりと案内役を担ってくれている。
2月に使用したルートとは、少し違って牧場を抜けた後は植樹された松の間を潜り抜けるように歩
いていた。ルート的には最短となるようでありがたく利用させていただきながら、順調に歩を進め
た。西尾根ルートの約8割は林道歩きで樹林帯を出るとC1050付近で森林限界となる。
9時過ぎ林道の中間地点だろうか・・・一人下山してくる女性と出会う。
「もう登って来たんですか?」と挨拶の後に聞いて見た。すると「上は風が強く、頂上部がまった
く見えないので止めました・・」と言う。「あと二人に逢いませんでしたか?」という質問に、「
夫婦らしき方は、まだ登ってるようです」と聞き、別れた。彼女が取り止めた痕跡はその後、森林
限界付近まであったので、先月の私たちと同じようなところで判断したのだろうと分かった。
しかし、私たちがその場所に着いた頃天候は回復して、上空には青空も見えていたし、夫婦らしき
二人が登っている姿がはっきりと見えていた。
徳舜瞥山が見え始めた・・・
林道終点となる「やぐら」に到着。前回ここまで約2時間掛かったが、今回は1時間半だった。
林道から樹林帯に入る頃から青空が見え始める・・・
樹林帯がとても美しかった・・・
樹林帯を抜けると目の前に徳舜瞥山が鎮座する・・・
★ 天気と先行者に背中を押される・・・
途中ですれ違った彼女の言う通り、森林限界に来ると風は強かった。
頂上部を流れる雲も早くもっと強風なのは想像出来るところだ。前回と違うのは、山頂がしっかり
姿を現している事といま登っている二人が見えた事である。
中止は頭に無かったが、スキーで行けるところまでと再び登り始めたが、下部の取付きを少し登っ
たところで雪面はカリカリとなって来たので早めにスキーをデポしアイゼンを付ける事にした。
天気は更に良くなって日差しが眩しい程だった。先行している夫婦らしき二人ももう少しで登頂す
る頃である。雪面は硬くアイゼンの歯が小気味よく刺さり沈む事は無かった。冷たい強風は久々に
体験しているところだが、なんか楽しい。
きっと、先行者が居る事で安心感があったのかも知れない。チーヤンが後で言っていた。先行者が
居なければ、途中で止めていたかも知れないね・・・って。(私の性格を知り尽くしているわ・・)
先行者は、ピンテを付けながら登っていたようで、とても助けられた。
C1100付近でスキーをデポする事にした・・・
陽が当たった樹氷の若木白樺と南西に望むはオロフレ山・・・
下界見下ろす絶景、カリカリの雪面、光る太陽・・・
★ 先行者にお礼・・・
私たちが1200m付近まで登った頃、登頂した先行者の二人が下山を開始したところだった。
付けてくれたピンテが適度な間隔で付けられ、アイゼンのトレース痕も分かり難い場所では安心感
は大きかった。そして、更に登ったころ下山して来る二人と出会い先ずはトレースとピンテのお礼
を言って挨拶する。
「エバさんですか?」と声を掛けられ、以前もどこかで声を掛けられたことを思い出す・・。
「いつもブログは拝見しています」「口のケガは大丈夫ですか?」とまで心配し、マスクをしてい
ない私の口元を注視する。少し話をして、お二人は白老町在住のご夫婦でS山岳会に所属している
事を知り、同所属の友人の事も知っていた。そして、付けて来たピンテは付けたままにして欲しい
とお願いし、私が回収しながら下山する事に快諾してくれた。
お二人と別れた後、単独で登って来る男性を確認、スノーシューを履いてみるみる私たちに近づき
山頂直下で追い付かれた。
目の前に望む頂上・・・なんとか登頂出来そうだと実感する
★ リトライ成功!・・・
11:12 徳舜瞥山(1309m)登頂!
頂上では、追い付かれた男性と3人となったが色々お話した中で、羊蹄山の8の字縦走が印象的だ
った。51歳と聞いてバリバリのやり手、今が楽しい時期なのかなぁ~とふと昔の自分と重ねてし
まった。彼がスノーシューからアイゼンに変えている頃、私たちが先に下山する事にした。
頂上写真は、彼に撮って頂いたもので持ち歩いている三脚が不要だった・・。
13分ほどの滞在で下山開始。強風もやはり3月の風、耐えられない強さも寒さも和らいでいた。
2月のリトライは成功し、私は5回目、チーヤンは3回目の登頂となり楽しい山行になった。
西尾根ルート、今後は登頂しなくてもC1050まで登って来て下りのスキーを楽しむには最高の
コースかも知れない。
チーヤンは13年ぶり3回目、私は7年ぶり5回目の登頂だった。積雪期は、二人とも2回目の登頂も西尾根ルートは初。
頂上から東隣のホロホロ山(1322m)と双耳峰になる右側は1280m峰
ホロホロ山の北尾根と奥に支笏湖も見えていた・・・
頂上標識と奥にオロフレ山のコラボ風景・・・
頂上の白樺に付いた樹氷(エビの尻尾)を見るとここはまだまだ厳しい世界だ・・・
★ はやりスキーは最強・・・
スキーデポ地でアイゼンから山スキーに変えている頃、後続から下山して来た男性がスノーシュー
に変えて追い着き、追い越して行った。しかし、スキーは早い。樹林帯を抜け、やぐらを超えてか
ら林道もスイスイ自動運転を楽しむ。そして、単独の男性に追いつきサッと抜いてしまうし、30
分以上先に降りて行った先行の夫婦にも牧場の手前で追い着いてしまった。
登山口駐車場で帰宅の準備を終えた頃に先行の夫婦も下山し再び出会う。
何度もお礼と感謝の意を伝えながら歳の話になるとお二人は私たちより10歳も上で驚いた。
現役のお二人に力を頂き、励まされた気持ちだ。私たちの10年後も同じように夫婦で元気に登っ
ていられるよう日々精進しなければ・・・そう思いながらの帰宅だった。
頂上直下から見下ろすと高度感たっぷりだったが、写真ではあまり伝わらなかった・・・
逆に見上げると高度感と厳しさは少し伝わるだろうか?
今回のお気に入り写真。上に居る方は、単独の男性です・・・
ここからが早い・・・
すべて自動運転・・・デポ地から登山口までは25分で着いてしまった。
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