エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

24年目突入!HYMLとルック岳

2023年12月06日 | 日記
第222回 ルック岳に参加
24年目突入!HYMLとルック岳
【12月05日 (火) 】
8月に続く今年3回目、通算で222回目のHYMLルック岳が開催された。忘年会も兼ねた恒例
の「オークション」や今年の「一名山」と来年の抱負を語るスピーチタイムも1時間以上に渡り、
盛沢山な懇親会となった。
集まったのは34名、遠く東京都からAさん、山梨県からMさん、道内も音威子府、美瑛、日高、
余市、小樽、安平、幕別からも参加する盛況ぶりだ。ルック岳初登頂の方が5 名も来てくれて新た
な出会いでいつものエンドレストークに華が咲いた。最高齢84歳、岳さんの参加は後輩の私たち
に元気をくれたし、新しい面々にも刺激ある懇親会になったと思っている。正に「初対面でも10
年の友」になってくれたら嬉しい。

24年目に突入したHYMLが今後も途絶える事無く、成長と発展を繰り返し増々意義あるものと
して新しく若いメンバーに引き継がれる事を望むばかりだ。



第222回ルック岳に集まったメンバーたちです。 (お一人写っていない方がいましたぁ~・・)

★ 24年目のHYMLに思う・・・
拙ブログでも繰り返しとなるかも知れないが、創立から24年目に突入したHYMLを改めて振り
返って見る。とは言え私自身は途中入会なので過去15年位しか戻れないが、当時の創立メンバー
の功績は大きいと尊敬している。2021年2月10日、伊達市大滝のクロスカントリーコースで
練習中に突然倒れ帰らぬ人となったグチパパこと坂口一弘氏 (当時75歳) は、創立メンバーの一人と
して大きな影響力を発揮してくれた方だった。突然の訃報は誰もが驚き信じられなかったが、コロ
ナ禍で葬儀も近親者のみで執り行われた。そして、待ち望んでいた「偲ぶ会」が来年2月にようや
く開催される事となり、弾丸トークとか機関銃トークと異名のあるグチパパを逆に私たちの弾丸ト
ークで語り尽くし、楽しい偲ぶ会になればと思っている。参加希望はまだ募っている。

グチパパは、まだインターネットが稀だった1998年にホームページ「一人歩きの北海道山紀行」を
開設し、翌年「北海道の山メーリングリスト (HYML) 」の創立に関わった。年間山行回数 100日
以上を目標にしていたり、6 年掛けて「日本三百名山」を完登。道内の山も 650 座以上登り、歩き
旅では「四国遍路」「熊野古道」「中山道」「大峰奥駈道」などを踏破している行動派でもある。
HYMLの広報担当・宣伝部長的な役割だけでなく、スキーの公認指導員としてもメンバーに惜し
みなく指導くださった。2008 年と2011 年には大腸がんを患い2 回の手術を受け回復、座右の銘は
「挑戦と感謝」、山に対するポリシーは「少年の心で山へ」のメッセージは私にも充てられた嬉し
い言葉として大切にしている。
更にHYMLメンバーが多く関わって発刊して来た「北海道スノーハイキング」「北海道雪山ガイ
ド」の共同執筆者でもあり、自ら登った山の紀行を綴った「ほっかいどう山楽紀行 (共同文化社) 」
の発刊は、最後に残した遺作となった。
語ればエンドレスで紹介したのは極一部に過ぎないが、HYMLのメンバーには山の知識や技術も
教わり、夏道以外の藪山にも多く出掛けて山のノウハウを身に付けて来た。まだまだこれからと言
う時の訃報は辛かったが、いつも奥様との会話で「ピンピンコロリで死にたい」という一説を聞い
て、それを実行した本人にとっては良かったのかも知れない。
HYMLは山岳会では無いが、どこも悩んでいる高齢化問題は同じである。そして、ネット社会と
言われる時代になって山情報も溢れる中で、北海道の山に限定したメーリングリストが終わる事無
く続いているのは、情報だけでない人間関係を強く結びつけた「絆の会」だからだと思っている。




★ HYML会員募集中・・・
いくら顔の見えるオフミ (懇親会) と言っても、34 名もいると全員と飲み交わす事は叶わない。
初参加の方なら尚更席の移動もままならず、ハンドルネームで呼び合うメンバーは覚え切れないだ
ろう・・。
だからこそ、一回ではなく毎回参加したいと思う程ルック岳に通って欲しいし、山談議を盛り上げ
て欲しい。その中できっと自分に合った「相棒」的なメンバーも見つかると思うし、学ぶ事は計り
知れない。

HYMLの宣伝ですが、色々便利な山アプリを使って山の情報を入手し、単独で登るだけで楽しい
人も居るかも知れない。それも良い。もっと山の技術や知識を身に付けたいと山岳会に入会する事
も選択肢の一つに違いない。だから、一人で登る方も山岳会に入った方でも良いんです。
是非、HYMLにも入って見ませんか!年会費はゼロ、会長や部長は誰も居ません。指導する方も
決まっていません。会山行なんてありません。そして、会則や上下関係の縛りもありません。
山は全て自己責任、自分の事は自分で守る。そんな意識は必要ですが、メンバーと一度山に沢に登
って見て下さい。
きっと楽しい一日になると思うし、学ぶ事も必ずあると信じています。

現在約580名の会員がいますが、HYMLはあくまでも「山情報を送受信する会」。もし会に求
めるものがあるなら、自身が発言し行動を起こし、成し遂げる事が一番の近道かもです。

ほぼ9割がいわゆる「幽霊会員」ですが、でも9割もメーリングの情報に目は通していると思えば
きっと何かのお役に立っていると信じています。

是非、ご入会をお待ちしています。



いつもの事ですが、ゼロ次会から三次会まで約9時間のオフミになりました・・。
楽しい一日に感謝です。ありがとうございました・・・。