エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

恒例 ニセコスキーツアー

2009年02月26日 | 日記
毎年、元気を頂くスキーツアーです
山の出会いから発展していった 話せば長~い話です。

【 2/25(水)~26(木) 】

去る2001年7月、エバは日高の最高峰「幌尻岳」に大雪山で知り合った青森在住の友人(当時65歳)と二人で出掛けた時のエピソードから始まります。

幌尻山荘に泊まった翌日、幌尻岳頂上付近で男性2人、女性2人の4人グループと出会い通常の挨拶を交わしました。(女性はほぼ空身状態、ザックも持たずの軽装でした) そこからエバたちが先行して頂上を踏み暫く景色を楽しみながら休んで居ると4人グループが到着しました。
しかし、写真だけ撮ると休まずに戸蔦別方向に歩き始めたので「何で素晴らしい頂上の景色を楽しまないんだろう・・」と不思議に思っていました。

エバたちはゆっくり休んだ後、進むルートは戸蔦別岳だったので出発すると彼らが稜線コルから七つ沼方向に降りて行くのを発見しました。また「何で七つ沼に?・・」と不思議に思い、今度は追い着いて声を掛けました。
理由を聞くと「別に何もない」というので「危険なので戻るように」と注意すると素直に戻ってくれました。辿った斜面は雪渓の急斜面だったし、下からの登り返しはもっときつくなります・・と4人に。

戸蔦別岳頂上まで一緒に歩きましたが、女性一人の具合が悪く動けない状態でした。聞くと水も無く行動食もわずかだったようです。脱水状態でした。水と食べ物を分けてゆっくりと休むと少し元気になったので下山を開始しましたが、彼らは下山ルートを把握していない様だったので一緒に下山することにしました。

沢は荒れ放題、残雪も多く慣れない本州の登山者には難しいルートハンティングとなっていました。山荘まで行動を共にし最後は夕食、朝食、下山までずっと一緒の行動となり最後は温泉と新千歳空港まで見送る付き合いとなったのでした。

あれから9年・・・

その間に何度か来道しては、山の案内人として大雪山や十勝岳、羊蹄山に行きました。

そのメンバーの一人(リーダー役)Mさん(現在71歳)は、十数年前から毎年スキー仲間とニセコスキーツアーを企画し訪れていましたが、数年前に「エバさんも参加しませんか」と声がかかり図々しく参加したのがキッカケでした。

訪れるメンバーは、男女数名ですが今年の平均年齢は74歳です。最高齢は喜寿(77歳・女性)を迎えたNさんですがスキーの腕前は皆さん一級品です。ある年、猛吹雪の中でスキーを楽しんでいたIさん(当時71歳・女性)は転倒して大腿骨骨折という大怪我をしましたが、翌年見事復活してツアーに参加しスキーをしました。通常では考えがたいパワーグループです。

そんな皆さんからいつも楽しいお話を伺いながら元気を頂いているエバでした。

今回わずか2日間の参加でしたが今後ともいいお付き合いが出来ればと思っています。

Mさん、皆さん ありがとうございました。


2/26 ひらふ高原スキー場前で・・・