
教育関係の取材でさまざまな学校を訪れているが、最近、大きく変わったと感じた学校がある。東京都西東京市にある武蔵野大学中学校・高等学校(中学は2019年から、高校は2020年から共学化)。2017年、女子校だった武蔵野女子学院時代に授業取材をしたことがあるが、とくに中学は人数が少なく、内心、大丈夫なのかと心配になった。仏教を教育の軸に置く伝統校で、ICT化・グローバル化を進めようとしていたのだが、なかなかうまく機能していない印象だった。
ところが2019年、久しぶりに取材で訪れると校内の雰囲気も、授業風景も一変していた。それは2018年に着任した日野田直彦校長(42)の影響によるものだという。日野田校長は前任の大阪府立箕面高校で、地域の4番手の高校ながら着任して3年後には海外の30大学へ累計36人の合格者を出した公募等校長(いわゆる民間人校長)として、その手腕が知られていた。それほどの校長が、なぜ同校に着任したのだろう。そして目指す学校の姿とは。
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