ぼくは現在の、瞬間瞬間に賭ける。将来なんて勝手にしろだ。いまここで、爆発するんだ!
『太郎に訊け!3』
今日は敬愛する岡本太郎さんの誕生日です。1911年(明治44年)2月26日に生まれて1996年(平成8年)1月7日に亡くなりました。B型。小生が10歳の時に出会った「太陽の塔」は衝撃的でした。
I Will Always Love TARO.
【太陽の塔】
1970年(昭和45年)に大阪で万国博覧会が開催されることが決まり、主催者(国)は紆余曲折の末、シンボル・タワーの制作を岡本太郎に依頼した。太郎は承諾し、「とにかくべらぼうなものを作ってやる」とひたすら構想を練った。そうして出来上がったのが巨大なシンボル・タワー『太陽の塔』である。
岡本太郎さんは当時を振り返って「太陽の塔が作られたころは高度成長期の絶頂で、日本中が進歩、GNPに自信満々の時代だった。そこへ万国博。恐らく全体が進歩主義、モダーニズム一色になることは目に見えていた。そこで私は逆に時空を越えた、絶対感。馬鹿みたいに、ただどかんと突っ立った「太陽の塔」を作ったのだ。現代の情報への激しい挑みの象徴として」と『画文集・挑む』で語ってました。
岡本太郎さんと言えば、『芸術は爆発だ!』という言葉を思い浮かべます。常に世の中と自分と闘い続けた彼は、自分自身にとことん向き合うことで独自の芸術を生み出しました。太郎さんの言葉には、ありふれた考えを根本から変えるパワーがあふれてます。
▽岡本太郎生誕100年記念事業公式サイトより
〈行き詰まった時〉
■『すらすらといくらでも溢れ出てきて、無限につくれるような気がするときもある。悩めば悩むほどいきづまってしまう、絶望の季節もある。そういうとき、どうするか。焦らない。自分と向き合うチャンスだ、と思ってじっくり腰をすえて、自分はほんとうに何がしたいのか、見極めることだね。』
■『壁は自分自身だ』
■『やりきれない。でも、だからこそ行動するんだ。障害を全身で受けとめて、逆に生きがいにしてしまうんだ。』
〈視点を変える〉
■『不動のものが価値だというのは、自分を守りたい本能からくる錯覚に過ぎないんだよ。破壊こそ創造の母だ。』
■『人間というものは、とかく自分の持っていないものに制約されて、自分のあるがままのものをおろそかにし、卑下することによって不自由になっている。自由になれないからといって、自己嫌悪をおこし、積極的になることをやめるような、弱気なこだわりを捨て去らなければダメだ。』
■『他人を型にはめ込んでしまわず、自分の生きるふくらみとして、いつも積極的に見かえせば、思わぬ新鮮な人間像を発見するよ。誰だってみんな面白い。』
〈自分と向き合う〉
■『うまかったり、まずかったり、きれいだったり、きたなかったりする、ということに対して、絶対にうぬぼれたり、また恥じたりすることはない。あるものが、ありのままに出るということ、まして、それを自分の力で積極的に押しだして表現しているならば、それはけっして恥ずかしいことではないはずだ。自分の姿をありのまま直視する、それは強さだ。』
■『いつも自分自身を脱皮し固定しない。そういう人は、つねに青春をたもっている。』
■『自分の限界なんてわからないよ。どんなに小さくても、未熟でも、全宇宙をしょって生きているんだ。』
〈前に進む〉
■『むかしの夢によりかかったり、くよくよすることは、現在を侮辱し、おのれを貧困化することにしかならない。』
■『謙虚というものは、人の前で、おのれを無にするとか低く見せることでは絶対にない。むしろ自分の責任において、おのれを主張することだ。つまり、謙虚は権力とか他人に対してではなくて、自分自身に対してこそ、そうあらねばならないんだね。』
■『 まっさらな目をもて!そして目的を捨てろ!』
■『勝とうが負けようがどっちでもいい。平気なんだ。勝って結構。負けて結構。ただ、完全燃焼、全力をつくす。』
■『きみはあなた自身を想像していると思いなさい。』
(ライター:Miyanoさん)
Nature does nothing in vain.
(自然は無駄事はしない)
アリストテレスの語「自然は何物をも無益(無目的)に造らず」に由来すしてます。