江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

冬の満月

2010年12月21日 | その他
私はあのような満月を初めて見ました。
昨夜は柏崎から帰宅したのが夜11時前でした。
夜道を歩きながら空を見上げると月がほぼ真上にあります。
こんなに高い所にある月を見たことがありません。
「えーっ?」
「そうか!冬は月の高度が上がるんだ」

冬、太陽の高度は低くなります。
ですから車を運転していて逆光をまぶしく感じることが多いのは冬です。
太陽が出ているのはもちろん昼です。
夜出る月は逆に高度が高くなるのです。(註)

太陽の高度は承知していますが、月の高度なんて考えたことがありませんでした。
昨夜は満月だったので、夜中に一番高い所に月が見える状況にあり、ちょうど満月の日に新潟の冬空が晴れていることは珍しく、しかも夜中近くに空を見上げることもそうあるわけでなく、稀少な機会だったことになります。

そして明日は冬至ですから、もっとも長い夜の満月は1年で一番高い所にあったのだろうと思われます。
ほぼ真上に遠く見えました。
低い位置に大きく見える中秋の名月に優るとも劣らない月でした。

月の軌道面は公転面と5度違うので、その分だけ月は北回帰線よりも北に来るのでしょう。
真夏の太陽高度よりさらに真上にあると感じました。

今夜は皆既月食だそうです。
17時前後、日没直後に東に出ている月食の十六夜月を見ることができるでしょうか。

(註)公転面に対して地軸が傾いている状態を頭に描いてみると、冬の夜には公転面が北半球では垂直に近くなってくるわけで、月が地球をはさんで太陽の反対側にある時、つまり夜に出る月の高度は高くなるわけです。
ちなみに昨日の月の出は16:22、月の入は6:37とあり、23:00頃はまさに天頂に月があった時間帯だと思われます。

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