政財官の癒着

厚生労働省の村木厚子局長が公文書偽造容疑で逮捕されました。

企業が政治家を通じて官僚に圧力をかけて違法な利益を上げる。
使い古された言葉ですが、政財官の癒着構造は変わっていません。

村木局長がなぜこのようなことに手を染めたのか。
「次官レースには国会議員とのパイプも必要」
「議員に貸しを作っておけば有利」
周辺からはこんなコメントが聞かれます。

政治家も官僚も誰のために仕事をしているのでしょうか。

日本郵政の西川社長の進退問題では、麻生首相が社長後任リストを鳩山大臣に渡していたことが暴露されました。
麻生首相は、この件を記者に質問されてもノーコメントを繰り返すだけで、無責任な態度に終始しています。
社長交代路線だった首相が財界（郵政民営化）の巻き返しにあって迷走したわけです。

西川社長を見ていると我儘な頑固爺さんという印象で、あそこまで面の皮が厚くないと大銀行の頭取にはなれないんだろうなあと思ってテレビ画面を眺めています。
責任を取ろうとしない亡国の経営者が跋扈しています。