江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

労組激励訪問

2009年02月16日 | 連合
寒暖の変化の激しさにやはり地球環境の変調を感じざるを得ません。
今年は結局タイヤを替えず仕舞いです。
1週間ほど車の乗れない日がありましたが、なんとかなりました。
しかし今朝は困りました。
ついこの間20℃にもなろうかという気温だったのに、雪です。
今日は豊栄まで労働組合の激励に出掛けるのでどうしても車が必要です。
つれあいが「私の車をどうぞ」と言うので、ありがたく借りました。

今月は県内の労働組合を春闘の激励に回っています。
昼休みに訪問すると、何と全員集会を開いてくれていて、貴重な休憩時間なのに恐縮しました。
工場の中も案内してもらい、現場の様子が見れるのはとても貴重な機会です。

今日訪問した労組は繁忙期で時間外の多いことが問題になっていましたが、これまで行った所はみんな仕事量が激減していました。
一時帰休や希望退職が会社から提案されている状況です。

一時帰休は労組と会社との協定で8割前後の休業補償が出ますが、むしろ残業がなくなったことの影響が大きいのです。
12月で時間外がゼロになり手取りが月7~8万円減ったという話です。
家のローンや子どもの教育費などがあると家計は大変です。
時間外に頼らなければ生活を維持できないレベルの労働条件では困るので、やはり春闘で賃上げを獲得しなければなりません。

また、希望退職を募集している会社では賃上げ要求なんてとても無理だと思われがちですが、優遇措置で退職してこれからの生活の目途がつく人はまだいいけれど(もちろん雇用が維持される方が望ましいのですが)、会社に残ることでしか生活設計できない人たちの労働条件も実は深刻なのです。
ですからそういった会社でも労働組合はしっかりと賃上げを要求していきます。

一時金も春闘で交渉するところが増えています。
会社はこれまでどんなに業績が伸びて収益が増えても、月例賃金の引上げを渋り収益増は一時金に反映させると言ってきましたが、それも上限を抑え込んでの反映でした。
今度は業績悪化を理由に一時金を減らしにくるでしょうが、ならばいくら業績が悪くても減らす方も下限があるはずです。
労働組合の踏ん張りどころです。

近年、労働組合は物分りがよくなりすぎたとも言われ、「取れそうもない要求はしない」傾向がありました。
今年は取れそうかどうかではなく、組合員の生活をかけて要求・交渉し、「闘争」という名にふさわしい春季生活闘争にしていかなければなりません。
それが最近おかしくなっている経営者の考え方を改めさせることにつながっていくのだと思います。

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