江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

2010春闘スタート

2010年01月28日 | 連合
連合新潟は本日第45回地方委員会を開催して、2010春季生活闘争方針を決定しました。
今年のキーワードは「すべての労働者」
同じ職場で働いている非正規労働者、労働組合がない企業で働いている労働者も対象にした連合の「春闘」がスタートしました。

雇用の安定確保は当然ですが、賃金引き上げは社会全体のために絶対必要です。
デフレスパイラルに陥らないようにするには、個人消費を回復させるしかありません。
経営者は早くも予防線を張っていますが、団塊の世代の大量退職で若年者と入れ替わった企業の総額人件費は確実に減っています。
しかも定期昇給では総額人件費は増えません。
厳しい経済状況でも企業が定期昇給を制度通りに実行することは当然のことであり、また可能なことなのです。

今年の賃上げ方針を一言で言えば「すべての労働者の賃金を月額で5,000円以上引き上げる」

定期昇給制度のある企業は、これを維持すれば平均5,000円の賃上げになります。
定期昇給制度のない企業は、ほっておけば一生賃金は上がりません。
毎年労使交渉で上げてきたわけです。
今年は定昇のある企業と同じくらいの5,000円以上を交渉でかち取ることになります。
正社員ではない働き方をしているパートやアルバイトや契約社員など「非正規労働者」については、時給で30円の引上げを目指します。
時給30円に月間労働時間(フルタイムの平均)165時間をかけると4,950円。
したがって非正規労働者も月額約5,000円の賃金引上げとなります。

このように働き方や立場は違っても「すべての労働者」の「月額5,000円以上の賃上げ」が私たちの目標です。

地方委員会では「皆さんの周りにいる声も出せない非正規社員の問題を一つでも二つで労使交渉で取り上げてほしい」という発言がありました。
『働くすべての仲間の雇用維持と生活の安定をめざして』という闘争スローガンを肝に銘じて闘っていきたい。

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