江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

理解できない社民党の事情

2006年10月25日 | 政治
社民党県連が来年の参議院選挙で独自候補を擁立するという。
連合新潟(労働組合)は6年ぶりに股裂きの選挙になる可能性も出てきた。

ちょうど5年前の今頃、民主党と社民党の政策協議・選挙協力の話がまとまって、その年末に筒井信隆さんと近藤正道さん(当時社民党県連代表)が上京して黒岩宇洋氏に参議院補欠選挙への出馬を要請した。

連合新潟は、政党間の選挙協力の話も候補者の話も全部後で聞かされて当時の「5本柱」に組み込まれ、しかも政党では具合が悪いという理由で社民党県連幹事長の山崎一三さんから頼まれて私が選対事務局長を引き受けることになった。

その時の約束で、共同の候補なので当選しても3年間は無所属を通すがその後は本人の選択に任すということになっていて、黒岩氏はその約束を守った。そして今は民主党に所属している。

社民党には黒岩氏担ぎ出しの責任の半分はあり、黒岩氏もちゃんと約束を守ったのだから、常識的には次の選挙でも黒岩氏を応援するのが筋ではないか。
担ぎ出しておいて次は対抗馬を出されたのでは、黒岩氏としては堪らないだろう。
随分と人間味のない冷たい対応だと感じた。
党には党の理屈があるのだろうが、生身の人間をもっと大事にした判断もあっていいのではないか。

民主党だからダメだというのであれば、衆議院選挙で民主党公認候補を応援してきた選挙協力は一体何だったのか。

全国的には民主党と社民党の選挙協力の話も出ているのに、本家本元の新潟県で破綻していくのは何とも情けない。

統一地方選挙への影響も心配され、これで一番喜んでいるのは自民党だろう。

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3 コメント

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Unknown (剣持政幸)
2006-10-25 21:40:40
社民党の擁立には、黒岩議員を支持する県外の私がみても本当に驚きました。

でも会長、過去のケース、似たようなことをされても、逆に弾みがついて、組織を引き締め、何人もの勝たれた人々をみてきました。下剋上の遠い戦国時代では、表\裏あるサバイバル戦は、日常茶飯事。朝飯前の話にしかすぎません。この前私の町であった真田サミットなどでは、戦の前に、情報戦の収集量が、勝敗の分かれ目と聴きました。来夏ですから、それまでに動物的直感を養う時間が与えられております。ここは、己の信じるが道を突き進むしかないと思っております。
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Unknown (すずきせいこ)
2006-10-26 01:10:45
25日の社民党の記者会見には、江花会長同様に理解に苦しみます。

それなりの「言い分」は分かるけど、教育基本法や憲法改正への秒読み段階に入っているのに、危機感よりも「自己主張」・・・。

民主党への挑戦状のように受け止められても仕方がない判断ですね。

「喜んでいるのは自民党!自己満足の社民党!」長年、社民党を支持してきただけに残念でなりません。



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今朝の新聞でビックリ (神永 れい子)
2006-10-26 15:49:55
広島県に住んでいます。今朝の新聞を見てビックリ

しました。

黒岩宇洋さんの選挙の経緯を伺っているだけに,社民党の公認候補擁立は,驚きと共に残念でなりません。



「日本にもっと女性議員を増やそう!」と活動していますが,それとこれとは別問題です。



森さんから小泉さん,安倍さんへと政権が移動する度に,自民党は変質しています。鯨岡さんや後藤田さんのような自民党の良心(?)は去りました。来年の統一地方選,及び参議院選挙こそは,安倍政権を,野党共闘で交替するべき正念場です。



社民党としても,憲法改変阻止などを図るなら,自民党を利するようなことをせず,黒岩さんと政策協定を結ぶということは,考えられなかったのでしょうか?



公党の決定とはいえ,今からでも遅くないと思います。撤回はできないものでしょうか?
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