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魚のあら利用し発電 東北大などが実証試験

2014-07-27 17:47:52 | 資源
魚のあら利用し発電 東北大などが実証試験
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/kahoku_K201407270A0S203X00004_222553.html へのリンク
2014年7月27日(日)06:10
河北新報

 東北大大学院農学研究科と日大工学部は、塩釜市で、魚のあらを利用した小型メタン発酵による発電システムの実証試験に取り組んでいる。廃液を浄化する人工湿地を併設し、エネルギー供給と排水処理が1カ所で行えることから、災害時の活用が期待される。26日、現地で報道機関向けに説明会があった。
 システムは塩釜市新浜町の水産物加工製造「渡会」にあり、発酵装置と人工湿地合わせて約250平方メートル。渡会が土地と原料を提供している。
 加工場から出た排水汚泥と魚のあらをタンクに入れ、微生物で発酵させる。1日に1トンの原料から最大17立方メートルのバイオガスが生成できる。発電量は6キロワット時。
 魚のあらはメタン発酵が難しかったが、カキ殻などを加えて効率化を図った。発酵に必要な温度は、加工場のコンプレッサーなどの廃熱を利用して確保した。
 発酵後の廃液は隣接する人工湿地でろ過する。
 農学研究科の多田千佳准教授(環境微生物)は「沿岸の資源を生かしたエネルギー生産と排水処理が同時にできる。災害に強い地域づくりに向け、分散した設置が有用だ」と話す。

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