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2014年7月31日(木)10時26分配信 日刊ゲンダイ
niftyニュース
長崎・佐世保北高校1年の松尾愛和さん(15)殺害事件で、逮捕された同級生のA子(16)を残忍な犯行に駆り立てたのは何だったのか。その“動機”がおぼろげながら見えてきた。
父が弁護士、母は東大出と、エリート一家に生まれたA子。小学校時代から給食に漂白剤などを5回にわたって混入するなど、相当な問題児だったが、かなりの「お母さんっ子」という一面もあった。近所の住人は、しばしば母親と一緒に犬の散歩に出かける姿を見かけていた。母親もA子を溺愛していた。
「漂白剤混入が問題となった際、A子の母親は市の教育委員会に関わっていました。その立場もあって、担任の教師に<ウチの子は悪くない>と、必死でかばっていたのを覚えています」(地元の教育関係者)
■継母は派手な格好の30代
その母親を昨年10月に亡くし、心のバランスを崩したことが事件の遠因ともいわれている。
より決定的な引き金となったといえるのが、母親の死の直後に再婚したという父親との確執だろう。父親の再婚相手とみられる女性のお腹がふくらんでいたのを、なじみのタクシー運転手が目撃している。父親とその女性は車内で仲むつまじげにしていたそうだ。
「さかのぼって計算して、前妻の存命中に妊娠した可能性もあると言う人もいる。父親は50過ぎとはいえ、ヤリ手でなかなかのイケメン。再婚相手は30代ほどで、ハデな格好が話題でした」(地元関係者)
実母の死後、A子は父親の寝込みを襲い、金属バットでしたたかに殴りつけたという。父親の頭蓋骨は陥没し、歯はボロボロだったというから相当なダメージだ。しかし、県内指折りの弁護士としてのメンツも邪魔したのだろう。父親はこのトラブルを警察沙汰にせず、今年4月からA子に市内マンションでの一人暮らしをさせた。9月からは豪州留学も計画していた。
A子は殺害した愛和さんについて、「個人的な恨みはなかった」と供述している。
「日が沈むころになると、近くの墓地でA子と愛和さんが一緒にじゃれ合っている姿をよく見かけました。互いに顔を近づけ合ったり、手をつないだりと、かなり親密そうな様子でした」(A子の住むマンションの近隣住人)
A子は4月以降、ほとんど通学していなかった。愛和さんとは人知れず“密会”を重ねていたのか。
A子は「一人暮らしのマンションで愛和さんと一緒にテレビを見ているうちにガマンできなくなった」とも供述しているという。
(日刊ゲンダイ2014年7月30日掲載)
逮捕少女の部屋に医学書、入手の経緯調べる
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2014年7月31日(木)16:50
読売新聞
長崎県佐世保市の県立高校1年の女子生徒(15)を殺害したとして、同級生の少女(16)が逮捕された事件で、少女の部屋から、人体図などが掲載された医学に関する書籍が見つかったことが、県警への取材でわかった。
これまでの捜査で、少女は事件前に小動物を解剖し、人体にも同様の関心を持っていたことがわかっている。県警は、遺体の一部が切断されていたことと、書籍との関連を調べている。
少女は一人暮らしをしているマンションの部屋で、女子生徒を殺害した疑いで逮捕された。捜査関係者によると、書籍は、人体図など体の仕組みを解説した内容で、部屋の本棚に置かれていたという。県警は、書籍を入手した経緯などを詳しく調べる。
少女側、報道に“反論” 「殺人しかねない」精神科医の警告生かされず 佐世保・高1殺害http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140801/dms1408011206015-n1.htm へのリンク
2014.08.01
zakza
長崎県佐世保市の県立高校1年の松尾愛和(あいわ)さん(15)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された同級生の少女(16)が過熱するマスコミ報道に“反論”した。弁護人を通じて、「女子生徒が父親の再婚に反対だったとする報道は事実と異なる」などとする見解を文書で発表したのだ。
弁護人は、接見で直接聞いた内容として、少女は(1)父の再婚には賛成だった(2)父を尊敬している(3)母が亡くなって寂しく、新しい母親が来てうれしかった(4)すぐに慣れ、仲良くしていた-と文書で指摘。被害者についても「仲の良い友だちだった。本当に良い子だった」と述べたと明らかにし、トラブルや恨みはなかったとした。
弁護人は、「女子生徒の父親の依頼で弁護人となり、接見を続けている。会話は普通にできており、徐々に打ち解けている。本も差し入れた」と述べた。接見で報道内容を聞いた少女が驚き、訂正を求めたという。これが事実なら、なぜ残酷な犯行に至ったのかは謎のままで、少女の尋常ではない精神状態がかえって浮き彫りになる。
一方、事件発生前の6月10日には、少女を診察した精神科医が、佐世保こども・女性・障害者支援センターに「女子生徒は人を殺しかねない」と電話で相談していたことも新たに判明した。
県関係者によると、医師は、少女の精神状態の不安定さを懸念し「小学生の時に薬物混入事件を起こし、中学生になって父を殴打した。小動物の解剖をしている。このままいけば人を殺しかねない」と相談。対策を求めた。ただ、少女の氏名は明かさなかったという。
県福祉保健部によると、相談を受けた担当者は、「匿名だったため、対応は困難と判断した」としているが、結果的に専門家による警告を無視していたことになる。自治体の対応が議論を呼びそうだ。
「人殺しかねない」6月に相談あった…高1殺害
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2014年8月1日(金)09:23
読売新聞
長崎県佐世保市の県立高1年の女子生徒(15)が殺害された事件で、逮捕された同級生の少女(16)について、「猫を解剖したり、父親へ暴力を振るったりしている」「人を殺しかねない」との相談が6月10日に、同市内の県の出先機関に寄せられていたことが、県関係者への取材でわかった。
少女が逮捕された7月27日まで、県や県教育委員会などに情報は伝わっておらず、具体的な対応もしていなかった。県は「放置したと言われても仕方がない」とし、当時の対応が適切だったか検証する。
相談は少女の関係者からで、県佐世保こども・女性・障害者支援センターに電話で寄せられた。関係者は実名を名乗り、少女の名前は伏せた上で、「高校1年生の女子生徒の件で相談したい」と話したという。
県警の調べで、少女は母親が病死した昨秋以降、猫などの小動物を解剖したり、家族に金属バットを使って暴力を振るったりする問題行動が目立つようになったことがわかっている。
センターは少女を特定したり、寄せられた情報を関係機関と共有したりする具体的な対応は取らなかった。少女の逮捕後、事件が相談内容と類似していると気づいた職員が相談者に連絡を取り、この少女に関する情報提供だったと確認。県側に報告した。