http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130831-567-OYT1T00251.html
2013年8月31日(土)09:04
(読売新聞)
顔押さえられ窒息?行きずりの犯行か…中3殺害
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130831-567-OYT1T00251.html
2013年8月31日(土)09:04
(読売新聞)三重県朝日町埋縄うずなわの空き地で四日市市山村町の市立朝明あさけ中学3年・寺輪てらわ博美さん(15)の遺体が見つかった事件で、寺輪さんの財布から現金が抜き取られていることから、県警は30日、強盗殺人・死体遺棄事件として四日市北署に特別捜査本部を設置した。
特捜本部の発表によると、司法解剖の結果、死因は窒息死。首を絞めたような痕跡は確認できず、顔を手で押さえつけるなどして窒息させた可能性が強く、寺輪さんは連絡が取れなくなった今月25日深夜、死亡したと推定されるという。現場に遺体を引きずった形跡がないことなどから、寺輪さんはJR関西線・朝日駅近くのスーパー前で友人と別れた後、県道脇の歩道を歩いて帰宅する途中、現場近くで襲われ、殺害されたとみられている。
また、寺輪さんのかばんやスマートフォン(高機能携帯電話、スマホ)、財布、衣類などが、遺体から数メートルの場所で、無造作に放置されているのが見つかった。家族らの証言から、財布には少なくとも数千円程度入っていたとみられるが、残された財布には小銭を含め、現金が全く残されていなかった。身元につながる所持品が現場から多数、見つかったことや、遺体を隠蔽しようとした痕跡がないことから、県警は、寺輪さんと面識のない行きずりの犯行との見方を強めている。
後つけられ現場近くで襲われる?…中3女子殺害
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130831-567-OYT1T00611.html
2013年8月31日(土)14:33
読売新聞
三重県朝日町の空き地で同県四日市市山村町の市立朝明あさけ中学3年・寺輪てらわ博美さん(15)が殺害された事件で、寺輪さんは友人と別れたスーパー周辺から何者かに後をつけられ、遺体発見現場近くで襲われた可能性があることが、捜査関係者への取材でわかった。
県警特捜本部は周辺の聞き込み捜査を続ける一方、不審者情報などの洗い出しを進めている。
発表などによると、寺輪さんは今月25日夜、市内の花火大会を見に行った後、友人と2人で自宅の最寄り駅となる朝日町のJR関西線・朝日駅で列車を降り、午後10時45分頃、近くのスーパー前で別れ、県道脇の歩道を歩いて自宅へ向かった。
しかし、県道沿いには街灯がなく、民家もまばらで、夜間は足元も見えないほど辺りは真っ暗闇となる。午前0時まで営業しているこのスーパーの明かりだけが周囲を照らし、見通せる唯一の場所だった。このため、スーパー周辺で寺輪さんが1人で歩く姿を目撃され、狙われたのではないかとみられている。
三重・中3殺害 メッセージ「未読」のまま 級友ら「もう話せない」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20130831126.html
2013年8月31日(土)15:25
(産経新聞)
三重県朝日町で同県四日市市の中学3年、寺輪博美さん(15)が何者かに殺害された強盗殺人、死体遺棄事件で、寺輪さんの級友らに悲しみが広がっている。クラスのまとめ役だった寺輪さんは、ふさぎ込んだ友人がいれば声をかけ、ことあるごとに「何でも相談してね」と呼びかけたりしていた。誰がなぜ、寺輪さんを手にかけたのか。三重県警の捜査本部は31日も、周辺で遺留品の捜索や鑑識活動を続ける。
「あのとき、あんなことを言わなければよかった」。寺輪さんのクラスメートの男子生徒(15)は、7月の終業式の日、寺輪さんと交わした最後の会話が忘れられないという。
「つまらないことでイライラしていた」という男子生徒はその日、寺輪さんに八つ当たりしてしまった。
しかし、寺輪さんは「どしたんよー? 話してみー?」と笑顔で返したという。
それ以上は話せなかったが、「わざとちゃかして話しやすいようにしてくれたんだと思う。いつもそんな調子で、寺輪さんが話すとどんな話も面白くなった」と振り返る。
遺体が発見された29日の報道で事件を知った。スマートフォン用アプリ「LINE」で寺輪さんが行方不明という噂が流れていて不安になり、同日夜に寺輪さんのLINEにメッセージを送った。
「寺輪」
名前を呼びかけただけの短いメッセージに、いつもならすぐに来る返信はなかった。LINEは相手が読めば「既読」と表示されるが、最後に送ったメッセージは今でも未読のまま。「もっともっと寺輪さんと話したかった。もうそれができないと思うと悔しくてたまらない」。男子生徒は泣きはらした目でそう漏らした。
「どうしてこんなことに…。大好きな韓流アイドルに会いに韓国に行くと言っていたのに」
小学4年からの付き合いというクラスメートの女子生徒(15)は、寺輪さんの影響もあって器械体操を始めた。週末の練習ではともに切磋琢磨(せっさたくま)し、学校では歌手の話に花を咲かせた。「今月22日の寺輪さんの誕生日にメッセージを送ったときに『これからも何でも相談してね』と答えてくれたのに…」と肩を落とした。
同級生の男子生徒(15)は寺輪さんと小学4年のときにクラスメートになり、「よく寺輪さんの家で鬼ごっこをして遊んだ。夏休みの最後なのに、何でこんなことに。実感がわかない」と困惑した様子でつぶやいた。