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「近大マグロ」量産化計画…長崎に稚魚養殖施設

2014-07-17 14:42:19 | 経済
「近大マグロ」量産化計画…長崎に稚魚養殖施設
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140717-OYO1T50004.html?from=oycont_top_txt へのリンク
2014年07月17日
読売新聞

 クロマグロの完全養殖に世界で初めて成功した近畿大と商社大手の豊田通商は16日、稚魚を共同で量産すると発表した。豊田通商が長崎県五島市に受精卵を人工孵化ふかさせて稚魚に育てる施設をつくり、近畿大が研究者を派遣して技術指導する。

 施設は来年度から稼働し、5年後には年間30万匹の稚魚を生産する。国内消費量の約1割にあたるマグロを養殖できる見込みという。

 近畿大は2002年、人工孵化から成魚を育て、産卵するまでの完全養殖に世界で初めて成功した。「近大マグロ」と名付けたクロマグロを提供する東京と大阪の専門店は、人気を集めている。

 稚魚は現在、和歌山県などの大学施設で育て、長崎県の養殖施設へ輸送しているが、長旅で半分しか生き残れないという。長崎県内に稚魚の施設を作ることで、養殖マグロの増産につなげる。

 豊田通商は10年に近畿大とクロマグロ事業で提携し、稚魚を約30センチの幼魚「ヨコワ」に育てている。今回の提携強化で、人工孵化から事業に取り組む。豊田通商と近畿大は、養殖マグロの海外輸出も検討するという。

 クロマグロは乱獲により、産卵が可能な親魚が年々減少している。例えば、太平洋クロマグロは、1980年代に記録した最低水準の約1万8000トンを下回る可能性が指摘されている。このため、国際的な会議で漁獲量を制限する動きが進んでいる。

豊田通商と近大、クロマグロの稚魚を量産、海外展開も
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/industry/snk20140716580.html へのリンク
2014年7月16日(水)20:07
産経新聞

 豊田通商は16日、世界初のクロマグロ完全養殖に成功した近畿大学と共同で、受精卵の孵化(ふか)から、体長5センチ程度の稚魚に育てる人工種苗の量産化事業に乗り出すと発表した。将来の海外展開も視野に共同で水産養殖事業を推進する覚書きも結んだ。

 豊田通商は、全額出資でツナドリーム五島種苗センター(長崎県五島市、資本金5億円)を設立済み。来年5月から陸上水槽で育成し、来年度は年産約4万尾、2020年に30万尾の稚魚生産を目指す。

 豊田通商の加留部淳社長は「天然マグロを保護する社会的な使命にもつながる」と意義を強調。近畿大の清水由洋理事長は「生産量拡大に加え、世界に挑戦したい」と豊田通商と組んだ理由を話した。アジアや米国向け輸出や将来の養殖事業も検討している。

 クロマグロは乱獲で激減し、日本政府は3月に15年以降の天然幼魚(ヨコワ)漁獲量の規制強化を打ち出し、資源確保につながる養殖の重要性が高まっている。

 近畿大は、人工孵化から育った成魚が産卵するクロマグロの完全養殖に02年に成功。豊田通商とは10年に提携、五島市で稚魚をヨコワに育てる中間養殖を開始した。今回の提携拡大で一貫生産の事業化につなげる。


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