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強硬中国、誤算続き 南シナ海、掘削撤収 国際圧力・反中デモ、重く : 中国 沈静化図る?

2014-07-17 14:46:22 | シナ
中国が石油掘削施設を撤収 南シナ海、緊張緩和狙う?
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140716538.html へのリンク
2014年7月16日(水)13:16
産経新聞

 【中国総局】中国の大手国有企業、中国海洋石油のグループ会社は16日までに、南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島付近で実施していた掘削活動を15日に完了したと発表した。中国外務省の洪磊報道官も16日、「掘削作業を期日通りに終えた」とする談話を発表、採取した地質資料を分析して今後の作業方針を決めることを明らかにした。

 一方、ベトナム沿岸警備隊のゴ・ゴック・トゥー副司令官は16日、中国がパラセル諸島付近に設置していた大型の石油掘削装置が撤収され、中国の海南島に向かって移動していることを明らかにした。

 当初、中国側は掘削活動を8月中旬まで継続する意向を示していた。同諸島の領有権をめぐって争うベトナムとの緊張緩和にむけて作業終了を前倒しした可能性がある。

 中国側は5月2日、ベトナムが自国の排他的経済水域(EEZ)だと主張している海域で一方的に掘削作業を開始。ベトナム側も掘削を阻止するため公船を派遣し、中国船と衝突を繰り返していた。中国側は同27日、掘削装置を当初の位置から東北東に23カイリ(約43キロ)移動し、作業を進めていた。

強硬中国、誤算続き 南シナ海、掘削撤収 国際圧力・反中デモ、重く
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140717097.html へのリンク
2014年7月17日(木)07:56
産経新聞

 【北京=矢板明夫】中国がパラセル(中国名・西沙)諸島での石油掘削施設を予定より約1カ月も前倒しして撤収した。中国当局は「目的は予定通り円滑に達成され、石油とガスが発見された」と説明したが、見つかった埋蔵資源の量や質などについて言及がなかったことや、米上院が「中国非難決議」を可決した5日後というタイミングから、中国は国際社会からの圧力で施設の撤収を強いられたことを強く印象づける形となった。

 中国がパラセルで掘削施設を設置したのは5月2日。直前の4月末にはオバマ米大統領がアジアを歴訪し、中国の対外拡張路線を牽制(けんせい)するため、日本とフィリピンとの軍事的連携の強化を確認していた。

 米国との本格的な対立を避けたい中国は、日本とフィリピンに手を出しにくくなったため、あえてベトナムと対決を演じることで、国内に向けて「毅然(きぜん)とした対外姿勢」をアピールする狙いがあったとみられる。同時に、米国や東南アジア諸国の反応を試したい思惑もあったと指摘される。

 しかし、中国はこの挑発行為で大きな代償を払った。ベトナム各地で反中デモが発生し、中国系工場が放火されるなどして流血の事態にもなった。ベトナムは国際世論の支持を取り付け、東南アジア諸国は対中不信を高めた。

 さらに、これまで中越の対立に中立的な態度を取ってきた米国がベトナム支持を明確化したことも、中国にとって大きな誤算だったといえる。

 実は、習近平政権になってから、中国は外交で同じようなことを何度も繰り返してきた。尖閣諸島(沖縄県石垣市)への日米安保の適用について、米大統領は長年曖昧な態度を取ってきたが、習政権の強硬な対日姿勢を受け、態度を明確化することになった。

 中国の「暴走」ともいえる対外強硬姿勢の背景には、経済低迷や環境悪化などへの国民の不満を外に向けさせたい思惑があると指摘される。

 北京の国際問題専門家は「今回は国際社会の圧力で一時引いたが、習政権が同じ政治手法をとり続ける限り、すぐに別の周辺国とトラブルを起こすだろう」と話している。

中国、南シナ海掘削の終了前倒し…沈静化図る?
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140716-567-OYT1T50065.html へのリンク
2014年7月16日(水)13:31
読売新聞

 【北京=牧野田亨】中国が南シナ海のパラセル(西沙)諸島付近の海域で石油掘削作業を行い、同諸島の領有権を主張するベトナムと激しく対立していた問題で、中国外務省は16日、作業が15日で終了したと発表した。

 巨大な掘削装置は中国・海南島に移される予定。

 中国側は当初、作業期間を8月中旬までと発表していた。8月に開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)などの会議をにらみ、いったん事態を沈静化させるため、作業終了を前倒しした可能性がある。

 担当した国有企業などは地質などのデータ取得が「予定通り順調に終わった」と説明。今後は分析を進め、次の作業方法を決めるという。

 中国は5月2日に掘削を開始。ベトナムが激しく反発し、国内で大規模な反中暴動が発生したほか、海上でも掘削装置周辺で両国の船が対峙たいじし、衝突を繰り返した。


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