裁判員制度5年、審理日数2・5倍に…増す負担
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140518-567-OYT1T50139.html へのリンク
2014年5月19日(月)08:48
(読売新聞)
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2014年5月19日(月)08:48
(読売新聞)
裁判員制度の施行から21日で5年となる。
最高裁によると、今年3月末までに4万9434人が裁判員や補充裁判員を経験し、6396人に判決を言い渡した。一方、今年判決があった事件の審理日数(公判と評議など)は平均9・3日で、制度が始まった2009年の3・7日の約2・5倍に延びるなど、裁判員の負担は増している。
最高裁は、09年に判決を受けた142人と、今年判決を受けた336人(3月末時点)の公判を比較。それによると、証人の数は09年の平均1・6人から3・4人に増えた。供述調書などの書面より、法廷での発言を重視する審理に変わった結果とみられるが、その分、公判回数も平均3・3回から4・9回に増えた。
また、殺人などの重大事件が増え、量刑などを裁判員と裁判官で話し合う評議の時間も09年の平均6時間37分から、12時間23分に延びた。死刑が求刑された事件の評議時間は、5年間の平均で30時間45分に及んだ。