日本は大丈夫!?

・社会 ・内政 ・国際 ・経済 ・スポーツ

PC遠隔操作、「猫」で新展開…防犯カメラ分析

2013-01-09 17:50:11 | 事件

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130108-567-OYT1T01762.html
2013年1月9日(水)10:06
(読売新聞)

 遠隔操作型ウイルスに感染したパソコンから犯行予告が書き込まれるなどした事件は、「真犯人」の映像をとらえていた可能性が出てきたことで、新たな展開を迎えている。

 これまで犯人の活動はインターネット上に限られていたが、神奈川県・江の島で、ウイルスのデータなどが入った記録媒体を猫の首輪に実際に仕掛けていた。警視庁などの合同捜査本部は、周囲の防犯カメラを徹底的に分析する手法で着実に犯人に迫りつつある。

 ◆50人で聞き込み

 神奈川県藤沢市の観光スポット、江の島。商店街の裏にある小屋の3畳間では8日午後も、捜査員がモニターを食い入るように見つめていた。島内に設置された防犯カメラ35台には、猫に触れたり、写真を撮ったりする複数の男性の映像が残っていた。近くでは約50人の捜査員が、猫の首輪を手にした人物がいなかったか聞き込みを続けた。

 捜査はこれまで困難を極めた。警視庁や大阪府警、神奈川、三重両県警が男性4人を誤認逮捕した後の10月、サイバー犯罪に詳しい落合洋司弁護士らに犯行声明が届き、さらに11月には自殺をほのめかすメールも寄せられたが、いずれも匿名化技術「Tor」が使われており、通信記録をたどることは難しかった。

 しかし、新たな手がかりが見つかったのは1周約4キロしかない江の島。同庁幹部は、「『真犯人』は数日前までここにいたはず。これからが本当の勝負だ」と力を込めた。

 ◆割れる犯人像

 捜査の進展で、「犯人像」も変わりつつある。これまでは、「ネットを使いこなす20歳代の若い男」とみる捜査員が多かった。しかし、今月1日と5日に報道機関などに送られたメールには、約10年前に流行したゲームやキャラクターなどの知識がなければ書けない表現があり、捜査本部内でも見方が割れている。

 「新しいゲームのご案内です」。1日午前0時過ぎに「真犯人」を名乗る人物から送られたメールでは、2000年に発売された人気ゲームが引用されていた。5日のメールでは01年発売のロールプレイングゲームに触れる内容も。ネットセキュリティーの専門家の間では、「30歳代以上の人ではないか」という見方も出ている。


最新の画像もっと見る